今月のアルカナ
2010.05.04
薫風のみぎり
皆様、今年のゴールデンウィークは、如何お過ごしでしょうか。
雨が多いと言われる湯ヶ島ですが、ゴールデンウィークの名に相応しい青空を目にすることが出来ました。
そんな青空の下、アルカナ敷地内の様々な植物は、
その暖かい陽気に魅せられて、青々と茂ってまいりました。
普段は見通しの良い庭が、なんだか狭く感じられます。
そんな中、木々に囲まれて"山吹"が咲き誇っています。
アルカナには八重山吹が咲いておりますが、
普通の山吹と違い実を付けないそうです。
花言葉は、「気品」、「崇高」、「待ちかねる」。
今日、5月4日の誕生花です。
そんな山吹にまつわる、こんな故事があります。
江戸城を造った太田道灌を皆さんは、ご存知でしょうか。
父に会いに行ったとも、鷹狩りに行ったとも言われていますが、
道灌は山間でにわか雨にあい、とある農家で蓑(みの)を借りようとしました。しかし、出てきた娘は、傍の八重山吹の花を手折り、無言に差し出すばかり。蓑を借りようとしたのに、花を差し出された道灌はその意味が分からず、怒って帰ったそうです。
その後、この古歌を教えられた道灌は、自分の無知を恥じて、
大いに歌道に励んだといいます。
『七重八重 花は咲けども山吹の
実の一つだに無きぞ悲しき』
「蓑がない」ことを
「実のない」山吹で伝えようとしたというお話です。
なんだかセンス溢れる素敵なお話ですね。
雨といえば、晴れ間が期待できる5月を過ぎますと
五月雨や梅雨の時期になります。
少し気が滅入る感じも致しますが、ご安心下さい。
アルカナは、晴れた空も、雨空もとても良く似合うので、
皆様にご滞在を存分にお楽しみいただけると思います。
もちろん、傘のご用意がございますのでご安心ください。
K.Tsujikura

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