伊豆

2010.09.06

湯ヶ島で「伊豆の踊子」になる。

湯ヶ島といえば『伊豆の踊子』で旅芸人一座と青年が歩んだ地、と思い浮かべる方も多いことでしょう。

川端康成の短編小説『伊豆の踊子』は著者の実体験をもとに描かれたと言われています。
1918年に川端康成が伊豆を初めて旅し、1926年に『伊豆の踊子』を発表、今から80~100年程前はどのような時代だったのかと、歴史年表を調べてみました。

第一次世界大戦が勃発したのが1914年、関東大震災が発生したのが1923年、戦争の不安と産業の著しい発展で激しく揺れ動く社会の中で、『伊豆の踊子』はデリケートに、静かに語られたのです。

現在のように道が整備されるまでは、湯ヶ島辺りから険しい天城の山々が連なり、峠を越えるにはいくつかのルートがあったようです。

とはいえ、かつて彼らが分け入った林の葉や枝の色や、土の匂いは今とそう違うこともないのではないでしょうか。ここ湯ヶ島では現在に至っても遠からず、少々散策でも致しましたら旅芸人と同じ楽しい旅を実体験できるわけです。

木漏れ日の中を歩きながら、いつか旅芸人一座と青年が歩んだ道程を私も・・・
そんな思いに駆られます。


Butler A

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