こだわりのワイン話
2010.10.29
きのこVol.6
きのこにワインを合わせて。
もっともしっくりくる方法に、香りを合わせるということが一つ。
よく使われるワインの表現の中にも、土臭として「マッシュルーム」・「腐葉土」というものがあります。
とりわけ熟成を経た赤ワインの表現によく出てくる「腐葉土」の香り。
植物の一生からすると、まさに最終段階を示すものであり、花を咲かせ・実をつけ・枯れ落ち・再び土に戻ろうとする段階でもあります。
この「腐葉土」は、ワインの世界でも、熟成の最終段階を表す言葉。
若い赤ワインにあるスパイシーな香りが、熟成によってだんだん腐葉土の香りに近づいていく、つまりワインの熟成香(ブーケ)と位置づけられます。
ちなみに、ソムリエの世界では「スー・ボワ」 ・・・フランス語で、スーは"下" 、ボワは"森"の意・・・ と呼んでいます。
最高のスー・ボワの香りは、腐葉土の下で出来るきのこ、「黒トリュフ」の香り。
つつましかな熟成を経た最高級のワインに、きっと見つけられることでしょう。
期間中、グラス白ワインは、熟成も程よい 2001年 ムルソーを、グラス赤ワインは、スー・ボワの香りもかぐわしい 2003年 シャトー・ド・ロッシュモランをご用意致します。
前者は、ムルソーの中の第一級畑 "レ・ジュヌブリエール"、造り手はミシェル・クトー、後者はぺサック・レオニャンで造られるカベルネ・ソーヴィニヨン主体、アンドレ・リュルトンの手によるものです。
さらに絶頂期を迎えている70年代・80年代、ボトルにて数種取りお揃えもございますので、この機会に高貴なひとときもお愉しみ頂ければと思います。
ソムリエ・SK

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