バトラー

2011.12.26

いしやぁ~き~ぃいもぉ~

この時期、庭にたまった落ち葉を見るとそろそろ庭掃除をしなければ!と思い立ち、寒い中外に出ます。
実に殊勝な行動ですが、私の場合、落ち葉を片付けることよりも、芋を焼いて「焼き芋」をつくって食べようという下心がその動機。

都会暮らしが長いとサツマイモの食べ方はふかすか、煮るか、ラップしてレンジでチンするだけ。
そんな食べ方しかしないうちに、だんだん食べなくなってしまいました。


しかし伊豆市に住むようになって焚き火のできる環境を手に入れると子供の頃に食べた、あの美味しい焼き芋を自分でつくってみたくなります。
はじめのうちは、アルミホイルに包んだサツマイモを焚き火に投入して、焼き芋を楽しんでいました。

しかし火が強すぎたり、焼いている時間が長かったりすると焦げる部分が厚くなって、皮がカチカチになってしまい、食べられる部分が減ってしまいます。
あれこれ工夫しているうちに、石焼き芋の方が楽に美味しくできるのではないかとかという結論に達しました。

ところで皆さんはご存知でしょうか。
石焼き芋の石には「大磯三分(おおいそさんぶ)」という名前があるのを。
三分という名のとおり、1センチ足らずの大きさの丸みのある砂利です。この石は意外にも、お隣り伊東市のホームセンターで入手することができました。

36cmの大鍋にこの石を満たしカマドの直火にかけます。
そして石が十分に熱せられたら、サツマイモを埋めます。
だいたい30分以上かかりますが、カマドの火を見ながら過ごせばあっと言う間です。
何しろ皮まで美味しく食べるためですから、そのくらいは我慢も必要です。


昭和天皇があるとき焼き芋が食べたいと言ったら、料理人は焼き芋の皮やコゲを丁寧に取り除いて出したそうです。
そのとき目の前に出された焼き芋を見た陛下は残念そうに「皮がうまいのに」とつぶやいたそうです。
陛下はいつ皮がうまいことを知ったのでしょう。


さて、焼き芋の香ばしい香りがしてきたらそろそろOK。
表面もコゲ過ぎないので、本当に皮ごと美味しく食べられます。
この石の大きさは、きっと石焼き芋の歴史の中で、先人たちがいろいろ試行錯誤したのでしょう。

恐るべし「大磯三分」。

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butler Y

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