キュイジニエCuisinier

2015.6.18

連載、食いしん坊倶楽部 その⑧ 金目鯛

そこであれを食べたい、それを理由に旅をする、これ最高の贅沢です。
食いしん坊YMです。
伊豆の象徴と言っても過言ではない。
紅の深海魚、金目鯛。
この金目鯛を目指して伊豆に来られる方も多いはずです。
私もキンメには特別な思い入れのある一人です。
6月1日より1ヶ月間、金目鯛祭りが開催されていると聞きつけ、食いしん坊が行かないわけにはいかず、休日前の仕事終わりから下田へと天城越えです。何故そんな夜更けにって早朝からの水揚げの様子を見たくて。



1:30am
下田到着、待機

早朝のセリまで少し時間があるので、とても重要なお話しをします。
伊豆半島で水揚げされる金目鯛には、東伊豆相模湾沿岸で漁獲される近海ものと、それよりも東、八丈島付近で漁獲される沖ものに分けられます。特に「地金目」と呼ばれる近海ものは、日ののぼらぬうちに出漁し、その日に戻る、鮮度、旨さにおいて一級品の希少で価値の高いキンメです。伊豆諸島周辺の大島から神津島までつづく海域は良質なエサが豊富で、脂のよくのったキンメが育ちます。
さらに伊豆では資源保護の観点から、網での金目漁は禁止されており、縦なわ漁(一本の幹縄に釣り針のついた数十本の枝縄をたらす) が主流。漁師の腕が釣果を左右する一本釣であるとともに、釣られた地金目は最高の状態というわけです。アルカナのメニューに登場するキンメも勿論、そんな最高のものです。

6:45am
セリ見学

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静岡県は全国ダントツ一位の金目漁獲高を誇り、さらに下田は県下一、つまり日本一の金目市場という事になります。
並べられたキンメ達は紅い絨毯のようです。これを見るだけでも価値があります。

8:00am
金目づくし丼、煮付けを食す

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食いしん坊の1日がスタートします。
祭りということでやって来ましが、私自身も勝手にキンメ食べ歩き祭りを開催。

9:30am
あら汁、すしを食す

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何やら行列があるので列びます。
あら汁とにぎりをGET。

10:00am
金目バーガーを食す

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金目鯛は脂の含有量が多く、上品な白身。
どんな料理にも対応できる素晴らしい魚ですね!

11:00am
須崎に移動、干物を購入

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下田・須崎・稲取
この度勝手に、金目鯛三大聖地に認定しました。
須崎には日戻り地金目というブランドが確立しています。乱獲防止の管理が徹底され、流通は極めて少なく幻の金目と言われます。
活きの良さが抜群でしょう。干物がまるでたった今まで泳いでいたかのような色艶でした。間違いないです、うまいですこれは。

11:30am
稲取にて、釜めしを取り逃がす。
有名な朝市があり、釜めしを食すつもりでしたが完売、残念。
稲取は聖地でも筆頭、金目界で非常に評価が高い港です。漁協のシステムは共同出荷で、各漁師が自信に満ちて水揚げしている様子が伺える。今日も次々と小船が帰ってきてすぐに仕分けされていく。見ているだけで楽しい。

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12:30pm
金目鯛しゃぶしゃぶを食す

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稲取の漁場は聞くところによると、東10kmの矢筈出というポイントで、ハダカイワシが通年エサとして豊富にいて、そこの地金目は極めて脂ののりがいいんだそうです。

13:30pm
金目鯛なめろう丼を食す

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金目は通年水揚げが安定して、いつでもうまいのだが、冬場と産卵前の6月が一番脂がのって旬と言える。今、6月!うまいわけです。

さて皆さん、金目鯛食したくなったのでは?
伊豆って素晴らしいでしょう!

ちなみに本当か分かりませんが、深海魚は人体では分解できない脂があり、過度に摂取するとお腹がゆるくなる!?と聞いた事が…
くれぐれもご注意を。

食いしん坊YM

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