キュイジニエCuisinier

2019.4.22

食いしん坊倶楽部 No 26 「藤枝の朝ラー」

皆さんは朝食をしっかりと食べますか?
空腹で目を覚ます、食いしん坊YMです。

お米派? パン派?
よく話題になりますが、麺派の方はいますか?
なんと!静岡県には朝からヌードルを食べる習慣のある地域があります。

かの有名な 藤枝市の「朝ラー」です。
確認しますが、朝からラーメンを食べるという事です。
びっくりするかもしれませんが、そんな稀有な食文化が根付いているとのことで、私食いしん坊は早朝より調査に赴いた次第です。

そもそも何故朝からラーメンなのか?
藤枝市のホームページよると….

県内でも昔から有数な茶産地であり、
茶取り引きで、早朝から働く人が多く、
仕事終わりに腹ごしらえをしようと
人気ラーメン店に行列ができた。
見かねた店主は開店時間を早めた。

とあります。

又、この後紹介しますが
「朝ラー」発祥とされるお店の話では…

昭和10年に現在の場所に店舗をかまえた時、
近くにあった市場で働く人や
板金、瓦 などの職人も多く来店し、
中華そばを提供したところ、たちまち評判に。
客の来店がどんどん早くなり、
待たせまいと 開店を早めていった結果、
朝になってしまった。

との事。

さらにNICEタイミングで藤枝よりいらした
アルカナのゲスト談では…

よく言われている茶業関係者が「朝ラー」を定着させたかは疑問だけど、
親父が野菜の仲卸しやってたもんで、一緒に市場にいくと 仕事が終わるのを見計らった近所の中華屋さんが、ラーメンやチャーハンを持ってくるんだよ。当たり前のようにそれを皆んな朝飯にしてたよー。頼んではいないんだけどね(笑)
そこからだと思う。

です。
ん〜、何だか真相がわからなくなってきました。色々な要因があるようですが…
そして何故、藤枝人は朝から食べる程 ラーメンが好きなのか?
謎は深まるばかり。
まあ、行って食すしか道はありませんね。
百聞は一食に如かず。

空腹で目を覚ました食いしん坊。

am 5:15 修善寺 出発
am 6:50 藤枝駅 到着

入手した 朝ラーMAP (朝ラー文化研究会 版)
によると、駅を中心に16店舗程あるとの事。
どこも7時くらいから営業いていて、昼過ぎには閉店するようです。

あくまで「朝ラー」なので、
食いしん坊の実食は7時〜10時と定めました!

今でこそ、色々なタイプや味の朝ラーをたのしめる様ですが、
元来、藤枝の朝ラーは中華そば。
魚介ベースの醤油ダレをクリアーなスープでわったすっきり系。コシのある中太ストレート麺です。
これを発祥地域の名をとって
志太系 と呼ぶそうです。
初めてなので今回は、元祖である志太系ラーメンに絞って調査します。

都合良くMAPには志太系のお店がわかるように印があます。わかりやすい。
迷っていましたが、藤枝らしい茶町という住所を発見!
どうもお茶と「朝ラー」の起源は関係がありそうなので、茶町にあるお店を記念すべき1店目に選びました。

「森下そば店」

待望の一杯目
空腹にしみます。
食道から胃にかけてスープが流れていく感覚がよし。

素朴で、日本そばのような雰囲気。
さらに、薄々感づいてはいましたが
冷たい朝ラーもあるようで、
温を食べた後、冷を食べるのが流儀のようです。
もちろん従います。

ほんのり甘いスープ。
わさびに紅生姜がアクセント。

続いて
「ラーメンまごころ」

(温)

ラーメン特有の脂は全く見当たりません。
シンプルであっさり、朝からスイスイ入ります。

(冷)

どうやら豚モモチャーシューが定番のようだ。

いよいよ「朝ラー」発祥地。
大正8年創業。
マルナカ

さすが有名店、平日朝9時前だというのに店内はお客さんでいっぱい。

(温)

(冷)

クーラーのない時代、暑かった日にお客さんの要望から、冷やしが誕生したそうです。

ご当地グルメは異なる店で複数回食べてこそ、本質に迫れる。
食いしん坊の自論です。

さあ4軒目。
「池田屋」

ちなみにこちらのお店が一番 私の好みだった気がします。

(温)

ご覧の通り、藤枝の「朝ラー」は一定のルールがある中で、テイストもビジュアルも似ていますが、お店によって少しずつ差があります。
当然ですが、そこもハシゴする楽しみです。

(冷)

温冷 両方食べても千円程度です。
リーズナブルなのも朝から優しい。

と、ここで午前10時を目前に
本日の調査終了です。

皆さんも是非、「朝ラー」 一度はお試しあれっ!
それから、朝からこんなもの食べてますっ!
という方 いらっしゃいましたら、食いしん坊倶楽部のほうにご一報くださいませっ!

担当 : 食いしん坊YM

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