投稿者: arcanaizu

命名

2013.4.6

先日、我が家にちいさな家族が加わりました。

親として贈る大事なプレゼントが、「名前」です。

命名の決定権を父親である私が仰せつかりまして、この数ヶ月悩みに悩み続け、三島大社にもお願いして参りました。

が、あまりしっくりこずに今も悩み続けています。

・・・とても幸せな悩みです。

キュイジニエNANA

平成25年度入社式

2013.4.4

平成25年4月3日、アルカナ イズは入社式を執り行いました。
本年度は、4月1日付でキュイジニエ3名、バトラー1名の計4名の新入社員を迎えることが出来ました。

これからもゲストの皆様に愛され続ける食宿として、4名の新入社員を加えたスタッフ一同ますます精進して参ります。

これからも引き続きご愛顧の程、心よりお願い申し上げます。

アルカナ イズ 
スタッフ一同

いよいよ春本番。

2013.4.3

アルカナの中庭にも様々な花々が咲きました。

冬の終わりを告げ、待ちわびていた春を喜ぶように咲き始めました。

さくら、山さくら、三つ葉つつじ、石楠花、三叉、連翹 etc

そしてアルカナにもう一つ?新しい花たち(仲間)が加わりました。

4人の新入社員。

彼らはまだ花は点けていませんが、花にも負けないくらい新芽がキラキラと輝いています。

これから共に働く仲間。

それぞれがどんな花を咲かせてくれるでしょうか・・・

一つの色じゃ面白くないですよね。

アルカナに新しい色の花を咲かせてくれる新入社員の成長をみなさんも一緒に見守って下さいね。

わたしも頑張らなければ(汗)

Butler s

世界最優秀ソムリエコンクール

2013.3.31

先日、東京で開催された世界最優秀ソムリエコンクールを観覧しに行ってきました。

世界中のソムリエがこのコンクールの為に日々の訓練を積み重ね、その中でも決勝に勝ち進んだ3人の選手が本戦で競い合います。

ソムリエコンクールというものは初めて観覧しましたが、国が違ってもソムリエの方のワインに対する強い思いや情熱、魂のようなものは世界共通なんだと改めて実感した一日でした。

私はソムリエになるための勉強を始めてまだまだ日は浅いですが、この素晴らしき世界各国のソムリエとお会いし、更に自分の中のワインに対する愛情が膨らむのを感じます。

「偉大なるワインを抜栓する事は、聖なる儀式のようなもの」。

そしてそんな神聖なものに毎日触れられる事の幸せを感じながら、アルカナ イズにも在籍する素晴らしき2名のソムリエから今後ももっともっと多くの事を学び、そしていつかは私も世界中で愛される偉大なソムリエに・・・。
なれるようにいつまでもワインをこよなく愛する人間であり続けようと思いました。

Butler Kana

ピエスモンテ

2013.3.28

今月23日から、静岡のツインメッセで開催されている “世界のお菓子祭り” に行ってきました。
開催は4年に1度、今回は3月31日(日)までだそうです。

私は普段、ピエスモンテ(工芸菓子)にはあまり興味がないのですが、今年は開催予告番組をテレビで見る機会があり、東京の有名店も参加しているというので行ってみることにしました。

久々に見るピエスモンテ。
やはり すばらしい! 美しい! 見事! です。

見に来ている人たちも、口々に 「すごいね~」 「こんなの初めて見た~」 などと言っていました。

お菓子ってやはり、すごく人を感動させる魅力を持っているんだなー、と改めて思いました。
たくさん写真に撮ってきたので、紹介します。

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ぜひ機会があれば実物をご覧くださいませ。

パティシエMi

春を告げる花

2013.3.26

春真っ盛り。

桜も最前線の今日この頃ですが、実は桜より早く春を告げてくれる花があります。
梅と並びいち早く咲きほこるのがミツマタの花です。只今、アルカナの敷地はミツマタが満開。

ミツマタは三枝、もしくは三又と書きますが、これは枝先が常に三つに分かれて育つからです。

桜ほど派手な出で立ちはありませんがアイボリーカラーの花はまるで初々しい少女の様で私の好きな花のひとつです。

このミツマタは明治時代から和紙の原料にもされていて、現在使われている紙幣の原料も大半がこのミツマタだそうです。手漉き和紙の障子などを見るとこの花が思い浮かぶのは私だけでしょうか?

天城は新緑の季節を迎えます。
まだ蕾の花もこれから様々な色合いに咲きほこることでしょう。
緑をキャンバスに描かれる花のアートを是非見にいらして下さい。

Senior Sommelier KI

伊豆の風景

2013.3.24

今日紹介するのは東伊豆の大室山です。

といっても、私も前々から知っていたわけではなく、先日たまたま発見をした観光スポットです。
車を走らせていると目の前に異様な雰囲気の山が…。
凄い大きいわけでもなくしかも丸坊主、興味をひかれとりあえずふもとまで、となったのが始まりでした。

大室山は標高580mの火山、伊東市のシンボル的な存在で国の天然記念物にもなっており、丸坊主だったのは1年に1度行われる山焼きイベントのすぐあとだったからでした。

リフトで山頂まで行くことでき、火口のまわりをぐるっと一周歩くことができます。
360度の大パノラマは見ごたえがあり、これから桜が見頃になるとふもとの桜の里では「桜の里祭り」なるものが開かれるらしいです。

伊豆にはまだまだ面白いところがたくさんあるんだなぁと感じた1日でした。

butler RYO

静岡のおいしいもの

2013.3.22

骨ごと食べられる特別な干物を紹介しましょう。

骨ごと食べられる魚というと、缶詰の魚がすぐに思い浮かびますね。
料理に明るい方なら圧力鍋で煮た煮魚を思いつくかもしれません。
でも、ここで紹介するのは干物。「骨ごと食べられる干物」です。

焼いた干物はとても香ばしく、魚のうまみと塩分でご飯がとてもすすむ一品です。
しかし干物を焼くにおいが部屋中に充満して敬遠されることが多く、私もそうですが魚の身を骨から外すのがヘタだとなかなか食べるのが面倒です。
その上、骨が袋を破るので食べた後の生ごみを始末するのも結構大変です。

ところが、この特別な干物は見た目はただの干物と同じですが、レンジでチンするか、袋のまま湯煎してあたためれば本当に頭から丸かじりできる干物なのです。

すでに焼いてあるから焼く手間がありません。
骨も皮もすべて食べられるから面倒もないし、ごみも出ないのです。

しかも魚を丸ごとたべるので、カルシウムもコラーゲンも普通の干物では考えられないほどたくさんとれるという利点もあるようです。

実際食べてみると、袋の中でしっとりとした感じに仕上がっていて本当にやわらかく食べられます。干物を残さず食べるからでしょうか私にはやや塩味が濃いかなという印象でした。
ほぐして、お茶漬けなどにすると良いかもしれません。

沼津の干物やさんにありますが、このところ最近東名、新東名などのサービスエリアの売店でも見かけるようになってきました。
アジ、サンマ、キンメなどあります。
アルカナの帰りのお土産にいかがでしょうか。

Butler yu

タルティーボ

2013.3.19

やっと天城も春らしくなってきました。
朝夜はまだ冷えるので寒いですが、昼間は暖かくて、仕込み中のレストランは強い日射しで暑いくらいです。

3月から春メニューに変わり、スーパーなどでは見かけないめずらしい食材も登場してきています。
いろいろとありますが、今回は自分でも初めて使うイタリア産のタルティーボという野菜です。

ラディッキオや赤チコリやトレヴィスとも言われているそうです。
味は、ほろ苦くシャキシャキとしておいしいです。まだまだ知らない食材がありますね。
これからも新しい食材に出会えるのを楽しみにしています。

キュイジニエNao

「アルカナ東京KARATO」という店。

2013.3.15

2013年3月21日、「アルカナ東京KARATO」というお店がオープンします。
東京駅丸の内出口を出てすぐ、JPタワー「KITTE」6階です。

その名の通り、アルカナなんです!
東京なんです!!
唐渡シェフなんです!!!

東京で伊豆の四季を感じられるお店。
東京でアルカナの空気を味わえるお店。

都会が苦手な私たちも、東京に行く楽しみが出来ました。
伊豆でお馴染みのお客様に東京のお店でお目に掛かれたら・・・
こんなにうれしい事はないですね。

スゴイことになりそうです。
「アルカナ東京KARATO」、ご期待くださいませ。

butler C

愛情

2013.3.10

長い間アルカナイズの隣にある畑で野菜を作ってくれていたおじいちゃん、おばあちゃん。
先日、ご年齢的に今まで通りの畑仕事は厳しいということで、ご引退されました。

畑に行くといつも暖かい笑顔をくれた優しい人たちです。お二人の笑顔には、いつも癒されました。

「この野菜は今年初めて作ってみたの」と、いくつになっても挑戦する姿勢は本当に尊敬できるものです。
暖かく優しい、そんなお二人の素敵な人柄が、採れたての野菜の味にもにじみ出ているようでした。

長い間、おいしい野菜をありがとうございました。

キュイジニエKon

sakura

2013.3.8

先週末から見頃を迎えている河津桜。

毎年この時期になると楽しみにしているのですが
今年はいつもとは違う時間帯に行ってみました。

『夜桜』です。

暖かいオレンジ色に照らされた桜。
大きな桜の花が、夜風に吹かれていました。

真っ青な空と黄色い菜の花を一緒に見れる昼間の河津桜もいいものですが、
昼間よりも耳に響く川の流れと共にしっとりとした時間が流れています。

まだまだ夜になると肌寒いですが
暖かい、心地よい春の日の訪れがより楽しみになる夜でした。

皆さんは、今年どんな桜に会いますか。

Buter Tur

好きなもの

2013.3.7

先日、初めての「イチゴ狩り」に行ってきました。

大阪生まれ大阪育ちの僕は今まであまり縁がなかったもので、ワクワクでした。

高校生の時の自己紹介で「好きな物は何ですか?」の問いに、周りの友達は流行りのアーティストやショッピングといった答えだったのですが、僕は 「イチゴ」とまるで女の子みたいな事を言ってしまい、笑われてしまった苦い思い出も含めてイチゴが大好きです。

イチゴならいくつでも食べられると言う自信はあったのですが、石井農園さんのイチゴはとっても大きい為、帰る頃には満腹になっていました。

しかしすぐ石井さんの優しいお顔と甘くて大きいイチゴが恋しくなり、もっと食べとけば良かったと後悔しています。
是非もう一度行ってみたいと思います。

arcana izuも皆様にとって「もう一度行ってみたい」と思って頂ける様、「好き」の一つになれる様日々努力していきます。

butler kaz

フランスの一風景 3

2013.3.4

空港が好きです。
乗り物が好きです。

振り返ってみると、学生の頃に読んでいたSTUDIO VOICE スタジオ・ボイスの影響が強かったと思います。
きっかけは、VOL.270の特集Airport for Airport。

パリのシャルル・ド・ゴール国際空港しかり、無機質な空間への興味が湧く契機にもなった記事でした。
1998年発行の特集でしたが、なんとなく未来的な視点が好きで今でも大事にしている雑誌です。

こちらはランスの路上で見つけた四輪車↓

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哲学者ミシェル・フーコーは、もっていた小さな緑色のルノーでフランスからイタリアまで友人たちと休暇を過ごしに行ったとか。

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乗り物と旅と未来的なこと。
煮詰まったらぜひアルカナへ

Sommelier S

温故知新

2013.3.2

先日、東京で行なわれていた外食業界の大きな展示会に行って参りました。

そこでは、色んな最新の調理器具、清掃用具、食品など、様々な外食産業に関わる物が展示されています。
開場から閉幕までは7時間あったのですが、会場も広く全て見れなかったです。

写真は、「スチームコンベクション」という、「電気のオーブン」です。 アルカナ イズで実際に使用しています。

会場にもこの手のオーブンがたくさんあり、どれも各社が最新の技術を結集した、ものすごい機能の付いたオーブンばかりでした。

機能の凄さに感心して、「使いたいなぁ」と、参考の為に担当者の方にお話、説明を聞いてきました。

それから数日を過ごしていると、ふとこんな事を思いました。

「自分が見習いの頃に使っていた器具で今の若い子達は、調理する事は出来るのだろうか?」

「機械の力に頼りすぎ根本が解っていなければ、ただの作業になってしまうのではないのだろうか?」

最新の機械で、時間や温度を設定しオーブンに入れると、理想どおりの焼き加減で食材が調理されて仕上がります。
昔は、こんな機械はなかったのでオーブンの温度を手で測ったり、色々工夫をしてやってきました。

魚を卸す事も同じことだと思います。
魚の切り身を購入するレストランだと、鱗のついた魚を見ることもないのです。

業務軽減、作業時間短縮など、様々な要因で調理済みの物を使用するのは時代の流れかもしれないですが、それでは料理人として寂しい。
料理人が、作業人に変わってしまうように思います。

アルカナ イズでは、鮮度の良い魚介類、肉類、野菜を扱っています。
もちろん魚は、鱗のついた一匹まるまるの物を仕入れますので、若い料理人が包丁を使って捌く練習にもなるのです。

その練習した魚は、賄いなどで美味しく頂きます、

そうして技術を習得し、一歩一歩料理人としての階段を上がっていくのだと思います。

長々と書きましたが、何を言いたかったかと申しますと、自分達の技術、経験を後進に伝える(指導する)ことが
今後の料理界、未来のシェフを育てる事に一番重要だと思います。

4月より3名のキッチンスタッフが入社予定です。
希望と野望を胸に入ってくる若い料理人の卵たちを育てながら、今まで以上のクオリティを皆様に提供できるよう精進して参ります。

chef yamamoto

毎年恒例の桜

2013.2.27

私が伊豆・天城湯ヶ島の地に来て、今年で6回目の春を迎えます。

そんな僕の恒例行事の一つが河津桜まつり。
早咲きの桜を毎年見に行っています。

今年も先週行ってきましたが、寒波の影響もあってか開花は遅めで、その時は3~4分咲きでした。 
満開時期は3月頭位の予想だそうです。

まだまだ寒いですが、暖かくなる頃には満開の桜の下でおいしいお弁当でもほう張りたいですね。

キュイジニエNANA

梅と薪

2013.2.24

エントランスの鹿児島梅も満開を過ぎ、敷地内のさくらにも蕾が見られるようになりました。

もうすぐ春ですねぇ♪

っと思ったのですが、

ピューっと冷たい風が吹きます。

ブルブル・・・

まだまだ寒さが抜けきらない、ここ天城湯ヶ島。
肌寒い時期はもうしばらく続きそうです。

んーー、春よ来い!!

そこで活躍するのが、エントランスを暖かく演出してくれる暖炉君。

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炎のゴォーッと燃え上がる音。
薪のはじける音。

バチッ・・・

バチッ・・・

とても落ち着きます。

皆様もお越しの際、エントランスで一度立ち止まって、炎と薪の奏でるBGMに耳を澄ませてみて下さい。

この時期ならではの安らぎを感じられること間違いなしです。

Butler Miz

いちごと蜂の密な関係

2013.2.21

本日はお休みを利用して、アルカナに美味しいイチゴをわけてくださる石井農園さんを見学させてもらいました。

では早速問題です。

この中央の大きな黒い物体なんだか分りますか?
イチゴ栽培の縁の下の力持ち、なくてはならない存在なのですが。。。

正解は、イチゴの花の受粉を手伝ってくれる「蜂(クロマルハナバチ)」です。 今回は普段あまり注目されない、この脇役に注目してみました。

石井さん曰く、イチゴ栽培においては「クロマルハナバチ様々」だそうです。
ミツバチは活動する気温が23℃前後と限定されてしまいますが、このクロマルハナバチ達は気温や天候に左右されずにせっせと働いてくれる働き者。 
気性も穏やかでこちらから驚かせたりしなければけっして刺したりしないそうです。
ミツバチの方がずっと気が荒いよ!とのことですが、ただその容姿に「存在感がありすぎる」のが問題・・・。 石井さんも苦手だとおっしゃっていました。

確かに大きい。
黒い。。。

石井さんの農園では、害虫を害虫に食べさせる食物連鎖をうまく利用して、薬剤を極力使わずに大切に大切に育てています。
だから安心してまるごと食べられる美味しいイチゴが出来るのですね。

では最後に ・・・ 
美味しいイチゴの食べ方をご存知でしょうか。

みなさん、イチゴを先端の方から食べてませんか?
石井さんが教えてくれた美味しい食べ方は「ヘタの方から食べる」こと。

先端の方が甘みが強いので、最後に食べるとイチゴの甘みを存分に味わえるのだそうですよ。是非お試し下さい!

butler shin

ふきのとう、収穫

2013.2.18

いよいよ収穫の時を迎えました。
大きく膨らんで食べ頃のサイズになってくれました。

今年初のアルカナふきのとう、どなたが召し上がるのか楽しみです。
まだいくつか、これから大きくなりそうなものも見つけましたので収穫出来次第で随時シェフのもとへお届けします。

もしも出会えたら、その特別な味と香りをお楽しみください。

butler makoto

発酵食品

2013.2.15

塩麹のブーム以来、発酵食の本がいろいろ出ており、読んでみるとおもしろい。

腸を元気にして免疫力をアップさせる!ということ。

やはり歳をとったら、単に外見をきれいにする、ということには限界がある。
食べ物で体の中からきれいにし、健康も維持していかねばならない!と思ったのと、腸の弱いスタッフもいるので勉強してみることにしました。

腸には全身の60%の免疫が集まっている。
腸内に棲息している常在菌(乳酸菌、ビィフィズス菌が有名)この乳酸菌が多く含まれているのが、発酵食品。
ヨーグルトがすぐに思い浮かぶが日本古来の食べ物:味噌、醤油、納豆、漬物などに植物性乳酸菌が多く含まれる。 
ちなみにヨーグルトは動物性乳酸菌。
アルカナでもご朝食にはフロマージュブランという発酵食品をお出ししています。

腸内環境をよくする「善玉菌」を増やす食事をし、腸に老廃物(つまり便)が長くとどまって腐敗することにより「悪玉菌」がふえるので、出すべきものは気持ちよく出すことが大切。

発酵食品を多くとる食事をしてみることにしてみよう。
そして自分の分野であるフレンチのデザートにも生かしていけるように、勉強しよう。

パティシエ Mi

アルカナの春

2013.2.11

2月に入り、少しずつですが暖かくなってきた湯ヶ島です。そんな中、アルカナにも春が顔を出し始めました。

玄関の真ん中で立派に育つ、鹿児島梅。

小さな愛らしい赤い花が、ちらほら咲き始めました。
このコ、夜はライトアップされてとても美しく幻想的なんです。
私はこの景色が大好きです。

アルカナから少し離れた場所にある河津桜ももうすぐ見頃を迎えます。
私をはじめ、スタッフ皆もお気に入りの春。
是非、アルカナの「春」に会いに来てくださいね。

Butler Kana

狩野川のクレソン

2013.2.8

お客様をお見送りする際に、ふとエントランスの川を見て気が付きました。

小さな草が生えてきています。
よく見てみると、小さいですが「クレソン」でした。

アルカナのすぐ下に流れる、狩野川ではクレソンが自生しています。 先日、バトラーが川に降りて、群生しているクレソンを一掴み、持ってあがってきたようです。
ひとまず春を感じていただこうと、エントランスの川に浮かべてあります。

メニューにはクレソンを使うものがありますので、近々また収穫してくることになりそうです。

水がとびっきり綺麗で自然そのままの食材が使えるのは良いですね。

キュイジニエNao

賄いコンテスト

2013.2.6

今回はあまり表には出ない、我々スタッフの裏側をご紹介したいと思います。

大きなホテルなどはスタッフ用の従業員食堂を持っている所がほとんどですが、街場と呼ばれる一軒家のレストランやオーベルジュと云われる所にはそういう施設がありません。
そうした所ではスタッフ自身が作り、日々を賄ってます。アルカナも例に漏れません。

通常はキッチンスタッフの若手などが当番制で作ったりするのですが、アルカナでは「賄いコンテスト」と題してバトラーも交えた料理対決を毎月行ってます。
普段はサービス側に立つ者もこの日は調理人です。これがなかなか良いコミュニケーションを生み出すのです。

写真はコンテスト作品の一部です。

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バトラーは普段手にすることのない生の食材に触れたり、料理の奥深さを知り、キッチンスタッフはサービスサイドからの意外なアイデアに触発させられたりと面白い化学反応が見られたりもします。

皆、試行錯誤しながらも「美味しい物を食べさせたい」という気持ちにかられるようです。
その気持ちは必ずやお客様に対する気持ちにつながると信じてます。また、お客様に美味しい料理を提供したり、心地良い環境を作り上げる為にはセクションの国境を越えた絆も不可欠ですね。

Sommelier KI

ふきのとう

2013.2.5

あの苦みがたまらなく好きで、毎年この時期下ばかり見て歩いています。
だいたいいつもあの辺りから・・・

それはこのアルカナの敷地内誰にも言わない秘密の場所。。。

見つけたらシェフへお届けします。 出会えたらラッキー。

ほんの数日、 

春を告げる贈り物。

Butler makoto

寒桜

2013.2.2

毎日寒い日が続きますが、もうすでに開花しているのです。

寒桜。
これこそ春一番という感じですね。写真に撮ったこの場所は白浜桜の里展望台という場所です。

先日、爪木崎でやっている水仙祭りに行こうと思い下田に向かって車を走らせていたら、『桜咲いています』という看板を見つけて思わず立ち寄ってしまいました。

畑に霜がおりたり雪が降ったりして、寒い毎日冬ということを実感していますが、こうやって桜を見るだけでもうすぐ春だなと思えます。
寒さに耐えて、土の中で頑張ってキレイな花を咲かせるんですね。儚いけれど力強いその姿は凛としていて、寒いと体を縮こまらせている私にとっては頭の下がるような思いです。

アルカナイズの桜はまだまだ蕾ですが、開花に向けて少しずつパワーを蓄えてキレイな花を咲かせて欲しいと思います。

キュイジニエKon

川清掃

2013.1.30

今日はバトラー全員でアルカナの客室から見える狩野川の清掃を行いました。
透き通った水の流れる素晴らしい景色とせせらぎのBGMはアルカナの財産です。
日頃私たちに癒しを与えてくれる狩野川に感謝の気持ちを込めて綺麗にして来ました。

アルカナの客室は全てのお部屋からこの素晴らしい景色を眺めることができます。
ソファーで寛ぎながら、温泉に入りながら、是非天城湯ヶ島の自然を肌で感じてみてください。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

butler Ryo

石井さんと苺(メイ)ちゃんと紅ほっぺ

2013.1.28

苺の美味しい季節です。

アルカナに旬の薫りを届けてくれるのは三島で苺農園を営む石井さん。

もうすっかりお馴染みの「イチゴの達人」です。

アルカナでもディナーコース「神秘」のデザートでこの苺をお愉しみ頂いております。

さて、石井さんと一緒に紅ほっぺを全国へアピールしている広報担当の女の子がいるのはご存知でしょうか?

この方、石井苺(メイ)さんです。

静岡の優れた食を全国に知ってもらおう!と始まった「静岡もえしょくプロジェクト」で誕生した石井家の看板娘です。

育てたイチゴで作ったジャムやジェラート、お菓子などの販売も手掛ける石井さんの相棒としてすっかり人気者になりました。

都内某所で行われるイベントでは、一緒に写真を撮りたい!と行列が出来るほどとか。

一口にイチゴの販売と言っても、いろんな方法があるんですね。

勉強になります。

「僕はただの”百姓”で終わりたくはないんですよ。
どうせやるなら”百笑(ひゃくしょう)”でいたいんです。」

そう仰る石井さんの笑顔が印象的でした。

butler C

パン祖のパン

2013.1.26

皆様、こんにちは。
バトラーのtomoで す。

今回のブログの内容は、名所ではなく私の地元が誇る食べ物をご紹介します。

ご紹介しますのは【パン祖のパン】です。

パンといっても普通のパンとは全然違うんです!! ものすごく硬いんです!!

実はこのパン、初めて作られたのが江戸時代の天保13(1842)年に作られているんです。

このパンを職人に作らせた人物は私のブログで何回も登場している【江川太郎左衛門】なんですね。ですので、『パン祖』 とパン業界の人たちには呼ばれているようなんです。

見た目は普通のパンなんですが、兵糧パンとして作られているので水分が少なく、日持ちするように作られている ので冒頭に書いたように石のようにものすごく硬く、大げさな話ではなく歯が折れてしまうのではないかと言うぐらいの硬さです。 召し上がる際には小さく砕いたり、スープに浸して食べることが勧められています。

私が小学生の時には給食で出る事もあった思い出の食べ物です。 ご興味のある方は反射炉前の売店で販売もされています。 アルカナにご来館される前、ご来館後に立ち寄られてお土産にご購入されてはいかがでしょうか??

Butler tomo

桜の葉

2013.1.20

年明けの1月くらいから、伊豆南部の直売所などで桜の葉の塩漬けが見られるようになります。
そうです。桜餅を包んでいる少し塩分のある、あの桜の葉です。

桜餅に使われる葉は「大島桜」という品種の葉で、葉の裏にうぶ毛がないので、食用に向いているのだそうです。

桜の葉は毎年5月下旬頃から摘み取られ、サイズごとに50枚ずつ束ねられ半年以上塩漬けされた後出荷されます。つまり、昨年摘み取られた桜の葉がちょうど今くらいに市場に出てくるのです。

実はこの塩漬けの桜の葉、伊豆半島の南西にあたる松崎町とその南に隣接する南伊豆町だけで、全国の消費量のほぼ100%を出荷する伊豆の特産品なのです!!

特産品になった理由は、大島桜に適した温暖な気候ということもありますが、なぜか、この地域で生育された桜の葉でないと、あの独特の香りが十分に出てこないからなのだそうです。

数少ない100%国内自給農産品の一つです。
これから桜餅を食べるときは桜の葉の香りに「伊豆」を感じてみてください。

Butler yu

春のきざし…

2013.1.17

先日の雪も溶けきり、いつもの冬景色が戻ってきたアルカナ。
寒さは厳しいものの、庭の木々は春の準備を始めております。

エントランスに立つ、鹿児島梅。
5年の年が経ち、堂々とした出で立ちでお客様のご来館をお迎えしております。

中庭のいたるところにある三椏。
淑やかに春を告げる花のつぼみを日々成長させております。

そして、今年の新入り。
昨年秋にアルカナに来た、天城石楠花。

5月に大きな花を咲かせる石楠花。
いまからつぼみを抱え、暖かい日差しを待ちわびております。

一見、おとなしく過ぎてゆく1月の湯ヶ島。
よくよく目を凝らすと、春の下準備が始まっております。
日々、どんな変化に出会えるのか楽しみです。

Butler Tur

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