シェフプロフィール:東京でフレンチ20年。「レストラン ミクニ マルノウチ」総料理長の後、 アルカナム総料理長として伊豆に移り住む。
食材探求
かりん
2008.11.02
かりんのコンフィチュールの仕込みをしました。
この梨のようなオレンジのような実は花梨(かりん)です。
春には白やピンクのかわいらしい花をつけ、秋にはこんな立派な実をつけます。
「良薬口に苦し」とは良く言ったもので、このままでは渋み、苦味があり食べることができません。
ところが仕込んで2か月程経つと渋みが抜けとても美味しくなります。
寝かせてまろやかに変わったものをお客様にご用意できるのは年明けころからでしょうか。
風邪の咳やのどの痛みにも効くといわれているこの「花梨」、出来上がりがとても楽しみです。
風邪をひかれてもご心配なく、来年はおいしい花梨コンフィチュールをご用意してお待ちいたしております。
地球にやさしい「マコモタケ」
2008.10.04
「マコモタケ」をご存知ですか?
名前だけ聞くとキノコの一種のような、写真だけみると野菜の一種のような不思議な食べ物です。
「マコモタケ」はイネ科の植物で、水田に作られる健康野菜です。9月末~10月の1か月しか取れず秋のタケノコとも言われています。
あくが無く、植物繊維が豊富、カロリーや脂質も低いダイエットには最適のお野菜で、シャキシャキとした歯ごたえとほのかな甘みが特徴です。
この「マコモタケ」、天城の谷道さんが大切に育てていらっしゃるのですが、健康にいいお野菜というだけでなく地球にもとてもやさしいそうです。
トンボのヤゴなど多様な生物が生息する水田で農薬などは使用せずに作り、耕作不要になった田んぼを清らかな伊豆の水をたたえる水田に回復し、地球温暖化防止の自然環境作りと山村の活性化にもなります。
採取の後は冷たい田んぼに茎が残りますが、その水田に冬の間もいろいろな昆虫が育ちそのおかげで鳥や虫も増え自然環境も回復するという循環がおこります。
体にやさしく地球にも優しいなんだか幸せになる「マコモタケ」ぜひarcanamで味わってみてください。
秋の味覚が届きました
2008.09.15
秋の味覚が届きました。
シェフとキッチンスタッフの糸井、藤池の3人で富士山の東側、標高1000m~1500mの山に登り採ってきた3種類のキノコ。キノコの生育地までたどり着くのはかなり大変だったようですが、こんなにたくさん美味しいキノコが採れました。
茶色いのがハナイグチ
色の薄いのがショウゲンジ
赤茶色がタマゴタケ
それぞれ個性的な表情のキノコたちです。
キノコはカロリーが低くビタミンやミネラル、植物繊維が豊富なため、女性に人気の食材です。
汁物や鍋もの、炒め物、何に入れてもおいしいですが、arcanamではソテーしてつけあわせとしてお出ししています。採れたての香りと歯ごたえを是非お試しくださいませ。
これらのキノコは10月1週目くらいまで採れますが、毎日お出ししているものではございません。「どうしても食べてみたい」と思われる場合は、どうぞ事前にお問い合わせくださいませ。
イチゴ狩り
2008.06.10
先週みんなでイチゴ狩りに行って参りました。
イチゴのシーズンはもう終わりですが、最後に苗木を抜いてしまう前にどうぞということでイチゴ狩りをさせて頂きました。石井農園さんのイチゴはイチゴ狩り用ではなく、農協などに出荷されているものなので苗木に傷がなくとてもきれいです。
シーズンの終わりなのでイチゴの実は小ぶりですが、色は赤くつやつやしていてびっくりするくらい甘さもたっぷり。私たちも摘みながら食べながら・・・楽しくイチゴ狩りをしました。
4/3「食材との出会い」に登場しているのがこの農園のオーナー石井さんです。
ハウスの中で蜂を飛ばせて受粉させたり、イチゴの様子を見ながらイチゴに与える水や栄養の配分を変えたり、わが娘のように愛情を込めてイチゴを育てていらっしゃいます。
今回のイチゴはおもにコンフィチュール用ですが、きっと甘くておいしい極上のコンフィチュールになることでしょう。
今交替でキッチンのスタッフが野菜を仕入れている農場へ野菜の苗の植え付けなどを手伝いに行っております。こうやってお客様にお召し上がりいただくものを少しでも自分たちの手で・・・というのがアルカナ流です。
ワラビ採り
2008.05.23
春の山菜の季節ももうすぐ終わり。でもまだまだ山には美味しい山の幸が隠れています。
フキノトウ、タラの芽、ぜんまい、筍、近くの山に分け入り、今年もたくさん収穫してまいりました。
(もちろん山の持主の方のご厚意です。)
昨日キッチンスタッフの名苗&糸井が採ってきたのはこんなにきれいなワラビです。
採れたてのワラビは、こんなにしゃっきりと、美しい緑色をしているんですよ。
ディナーではバターでソテーし、塩コショウだけでシンプルに味をつけ、肉や魚の添え物として登場します。いつも脇役ではありますが、伊豆の豊かな大地からの贈り物、ぜひその味をじっくりお楽しみ頂ければと思います。