ソムリエSommelier
2012.7.5

ワインとコルク
ワインの栓と言ったらまずコルクが思い浮かぶと思います。
何故コルクなのか考えたことはありますか?
ワインは熟成することによってまろやかでバランスの取れたワインに変化します。それには程よい空気が必要なのですが、これにコルクの通気性がピッタリなのです。もちろんコルクの良し悪しによってワインの品質も左右されます。
今は技術が発達して人工コルクも開発されたおかげで衛生面も大きく改善されたことでしょう。また、長い熟成を待たなくとも美味しく飲めるバランスの取れたワインも造られるようになり、その多くは密閉式のスクリューキャップを採用してます。
コルクでないから大したワインじゃないなどとは侮れせん。
時代と共に変化するワインとコルク。私のソムリエナイフもいつか必要無くなる日が来るのでしょうか?
ちょっと寂しい気がします。
Sommelier K