バトラーButler
2013.11.9

不思議ないきもの
どこにいるか分かりますか?
さすがにこの写真だとお分かりになりますよね。
ナナフシという昆虫です。
木や草の枝になりきることで外敵から身を守る事で有名な昆虫。
ナナフシは、 枝になりきることで、自分の存在自体を隠しているのです。
名前こそ聞いた事があったとしても、実際に目にした事のある方は少ないのではないでしょうか?
この珍しい虫をアルカナの敷地内の木で発見しました。
バッタやカマキリのように、単に緑色をしているものは珍しく無いですが、ナナフシの擬態は見事。
色だけでは無く模様や質感も枝ソックリなうえに、ジッと動かず枝になりきっています。
この写真はトゲナナフシ。 身体に小さな棘が見えます。
見事な擬態です。
ナナフシには、蝶のような大きな羽がある訳でもなく、バッタのように飛び跳ねることも出来ません。
もちろん動きも超スローで弱々しい。
しかしナナフシの擬態は命懸け。 バレたら最後、逃げ出すことはできないのであります。
そんな、ナナフシの人生(虫生?)を考えると「地味なだなぁ」と余計な事を考えてしまいます。
普段は見逃してしまいがちな、自然に目を向けて見ると新しい発見があるかも知れませんね!
Butler S