伊豆&Izu
2014.10.27

秋深まる天城峠
先日、朝早起きをして旧天城トンネルまで久しぶりにハイキングをしてきました。
アルカナ イズからは車で15分〜20分くらいの距離ですが、歩くとおおよそ片道2時間くらいの距離。
足場の悪い場所もほとんどないので、のんびりと歩きながら天城の山々の風景を楽しむことができます。
早朝5時。 気温13℃、天気は薄曇り
と、山の中を歩いていくにはちょうどいいコンディションです。
少し前の台風の影響で山道が通行止めとなっている場所があるのでいつもとは違うルートを迂回しながら山の中や車が通る道の脇を歩きながら旧天城トンネルを目指して進んでいきます。
10月に入って朝晩冷え込むようになった天城の土地は徐々に紅葉が始まってきました。
綺麗に真っ赤に染まった木や鮮やかな黄色の葉っぱを広げた木が、まだまだ緑色を保った木々の中に混ざっている風景は、この時期の山の美しいコントラストを演出してくれています。
トンネルまでもう少しというところで突然大きな鳴き声が!
この時期アルカナ イズにいても聞くことができる伊豆鹿の鳴き声です。
「けっこう大きな鳴き声だし、近くにいるのかな…」と、ふと山の中に目をむけると、なんと目の前にこっちを見ている鹿がいるではありませんか!その距離約10m。
まだまだ子鹿なのでそんなに大きくありませんが、一人でいるときに遭遇するとさすがに焦ります。
思い切って写真を撮ろうとすると、またしても大きな声をあげながら山の奥へと走っていってしまいました。
声のボリュームにやられて写真を取り損ねてしまったので、しかたなく子鹿がいた場所を写真でパシャリ…。
子鹿の写真は取り損ねてしましましたが、無事に旧天城トンネルに到着です。
朝7時、薄明かりのなかにあるトンネルは不思議な雰囲気を感じさせてくれました。
トンネルの出口が見えるのに、どこまでも続いていそうな暗さに思わず吸い込まれていきそうになります。
なんども来ているのに「また来よう…」と思わせるのが、この旧天城トンネルのどこか不思議な魅力の一つです。
その不思議な雰囲気にしばらく身をおいていると、自然と心が安らいでいきました。
『秋深まる天城峠』にみなさんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
Butler Sai