バトラーButler
2014.11.23

どこから きたの しろばんば♪
「どこから きたの しろばんば♪
たかい あまぎの おやまから♪♪
もりのおおきなこかげから♪
ゆきぐもあつまるおそらから♪♪」
湯ヶ島で育つ子供たちが学校帰りに口ずさむ
この地域だけに伝わる童謡だとか。
湯ヶ島の夕方、防災無線のチャイムの音楽として
「しろばんば」の歌が流れます。
何気なく聞いていたこの音楽に
歌詞があることを教えてくれたのは
やはり地元湯ヶ島で育った
アルバイトの女の子でした。
井上靖の幼少期を描いた小説「しろばんば」。
秋の終わりから冬の始まり、夕暮れ時にふわふわと舞う
白い綿毛をつけたこの小さな「雪虫」を湯ヶ島の方言で
「しろばんば」と呼びます。
井上靖が幼少時代を過ごした大正時代の湯ヶ島。
その頃と変わらないニッポンの田舎の風景がここにはあります。
洪作少年の歩いた道を、「しろばんば♪」を口ずさみながら
お散歩してみてはいかがでしょうか?
butler C