キュイジニエCuisinier
2018.2.25
食いしん坊倶楽部 No22 「居ても立ってもピザ窯編③」
伊豆市修善寺。
草木も眠る丑三つ時、
とある台所で、小麦粉をこねる
一人の男がいた…
うまいものの為なら昼夜も問わず、
食いしん坊YMです。
前回うっかり忘れていた窯のフタも作り終え、ついにピザ窯が完成いたしました。
残すは窯に火を入れピッツァを焼いて食すのみ!
そして私が待ちに待っていたのは休日。
ランチにピザを焼くには、生地を前日に用意し、発酵させる必要があります。
仕事を終え帰宅しほどなく、念願のピザへの第一歩。
モチモチのナポリ風にするか?
それともパリパリのローマ風か?
考えるだけで空腹が鳴ります。
ここ修善寺では、もっちりとクリスピーの共存を目指す事にしました。
こねてこねて、執拗なまでにこねます。
10分… 15分… 20分
さすがの食いしん坊も汗がにじむ…
ほら、そろそろいい感じでしょう。
それでは発酵を待つこととします。
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おはようございます!
外は晴れ。
生地の具合は…バッチリ、準備OK!
ピザの具材も用意万端。
いよいよ窯に火を入れるぞ!
時は来た!!
勇んで外へ出たその時、
嫌な予感…
まさかの強風が吹き荒れる…
追い打ちをかける町内放送。
『消防署より~ ◇○★ 極めて火災の発生しやすい気象条件です。火の取り扱いには十分に注意し、野外での~△★◇』
ニュースでは
乾燥注意報、強風注意報…
そして遠くで聞こえる
消防車のサイレン…
断念せざるを得ませんでした。
ここまできて、こんなオチが待っていようとは。
しかしながら、料理に携わる者として大切な火の元の安全。
ここはぐっと我慢。
されど食欲は暴発。
一度盛り上がった食いしん坊の心を解放することにしました。
すると足はいつもの魚屋さんへ…
伊豆が誇る特産品、伊勢海老をゲット!
こいつと余ったピザ生地で、
揚げカルツォーネを作ろうじゃないか!
伊勢海老入りのホワイトソースを
生地で包んで揚げる。
カリッとジューシー、贅沢な中身がとろけ出す!
路線変更もこれはこれで最高にうまい。
次回、近日中に公開
食いしん坊倶楽部「居ても立ってもピザ窯 編 ④ ~今度こそピッツァを食す の巻~ 」
乞うご期待!!
反逆の食いしん坊YM