伊豆&Izu

2012.6.20

茱萸(グミ)

毎年6月になると真っ赤な実をたくさんつける木が庭にあります。
グミの木です。

もうだいぶ昔のことですが、南伊豆で偶然にも自然になっていたグミを見つけて食べたことがあります。
西伊豆の遊歩道でもあちらこちらで実をつけていました。
私はもともとは都会育ちなので自然になっている木の実にとても惹かれます。
後でグミの苗をホームセンターで見つけたときは、迷うことなく買ってきました。

グミは毎年この時期に赤い実をつけるのですが、今年は一段とたくさん実が付きました。
「ビックリグミ」という品種で大きさはサクランボくらい、形はそれを縦に引き伸ばしたような楕円形をしています。
ひとつずつぶら下がっている光景はなかなかのもので、真っ赤な実は、ちょっとつまんで食べてみたくなります。

少しの甘みと、少しの酸味、そして少しだけ渋みがあります。
この酸味と渋みで2、3個食べると「もういいかな」と思ってしまいます。
でも、今年はいつもの年よりも一段と多く実をつけたので、何かもったいない気がして美味しく食べる方法はないだろうかとあれこれ調べてみました。

「グミは抗酸化作用の強いビタミンEとβカロテンを豊富に含み、強力なアンチエイジング効果や、免疫力亢進、視力改善、癌抑制などの効能が・・・」

読む気をなくすような漢字が並んでいますが、ある年齢になるとこんな健康に良さそうな単語につい魅力を感じてしまうもの。
これは食べない手はないと、ジャムにしてみることにしました。

グミは重さの二割ほどが種なので、まず種を取り除きます。
種のまわりにたくさん実が付着しているので、ザルで裏ごしします。

250gあったグミは200gくらいになってしまいました。
そこに砂糖を150gほど加えあとは1時間あまり煮詰めればできあがり。
まあ、煮詰める工程はパン焼き器がやってくれるので大助かりです。

そして、プレーンヨーグルトにのせてさっそく試食です。

グミの渋みは消え、酸味は控えめになり、ヨーグルトととてもマッチします。
追加した糖分のことには目をつぶって、いただくことにしましょう。

butler Yu

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