伊豆&Izu

2013.6.11

ゲンジホタル

だんだん夏らしい気候になって来ましたね。
雨の降らない梅雨のままですが、台風が近づいているようです。

今日はゲンジホタルについてちょっと詳しい豆知識をご紹介!

日本で「ホタル」といえば「ゲンジホタル」。
いろいろと種類がある中で指すことが多く、もっとも親しまれているホタルです。 成虫の体長は15mm前後の日本に生息しているホタルの中では大型の種類です。 体色は黒色、前胸部の左右がピンク色をしていて中央に十字架形の黒い模様があります。

オスとメスを比較するとメスのほうが体が大きく、ご存知のとおり夜行性で夜に活動し暗い中に一粒の小さな光を灯します。
ホタルが光るのは、他のホタルとコミュニケーションをはかり、オスとメスが出会い子孫を残すため。
交尾を終えたメスは川岸の木や石に生えたコケの中に産卵します。

実は卵の中でも幼虫が光るんです!幼虫はカワニナを食べて栄養を蓄えますが成虫になると幼虫時代に摂った栄養分で活動して水分を取るのみ。 成虫でいる期間は2~3週間ほどという短い命、最後まで一生懸命生きています。

次に名前の由来ですが、ゲンジホタルの名前には三つの由来があり、腹部が発光する(光る)ことを、「源氏物語」の主役光源氏にかけたことが由来という説、平家打倒の夢破れ、無念の最期を遂げた源頼政の思いが夜空に高く飛び舞う蛍に喩えられた説、平家に破れた源頼政が亡霊になり蛍となって戦うと言う伝説からきているそうです。

今年は例年と比べて多くのホタルが飛び、見に来た人を楽しませています。
アルカナにお越しいただいた際にはぜひ天城ホタル祭りに足を運んでみてはいかかですか?

新米キュイジニエK

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