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2013.6.20

土肥の白枇杷

この時期スーパーには濃い黄色をした枇杷がずらっと並んでいますね。
そんな中、お店には並ばない「幻の枇杷」と呼ばれるもがあることをご存知でしょうか。
伊豆市土肥地区の特産品「白枇杷」です。

特産品というと、全国各地の同じような風土のところにあったりするものですが、この白枇杷は日本でここ土肥にしかない、とても希少な特産品です。

「白枇杷」といっても真っ白な枇杷ではありません。
並べてみればわかりやすいのですが、普通の枇杷に比べて皮も実も色が薄いのです。
それが「白枇杷」と呼ばれる理由ですが、果実が小さく保存期間も短いため生産農家が少なく、残念ながらほとんど出回らない品種です。
しかし甘味がしっかりしているため極上品とされ天皇への献上品にもなっていました。
たしかに普通の枇杷に比べて水分が少ない分、味がはっきりしています。

何でも、明治の初期に中国から持ち帰った種から栽培が始まり、出荷されるまでになっていたものが、半世紀前の伊勢湾台風で壊滅状態になってしまったのだそうです。
近年この高級品を復興しようと、少しずつ生産農家が増えてきてはいるものの、人気が先行して現在は生産が追いつかないまでになっているのだとか。

ちょうど今頃なら土肥の八百屋さんでこの白枇杷を入手することができます。
また地元では白枇杷を使ったワインや普通種の枇杷のジャムなども売られています。
アルカナに来られたついでに、季節限定のレアなお土産としていかがでしょう。

Butler Y

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