バトラーButler

2013.8.22

水深1メートルの楽しみ

伊豆の海は夏になると、温暖な黒潮が沿岸に近づくようになりサンゴ礁にいるようなカラフルな魚が見られるようになります。
地元の定番の魚である、キュウセンやクサフグ、ミギマキなどの他にトゲチョウチョウウオ、ロクセンスズメダイなどのサンゴ礁の魚も見られます。

写真はカゴカキダイという魚。
江戸時代の「駕籠担き」に似ているところから付いた名前の魚です。

成長すると20cmくらいになるのですが、これは5センチほどの子供。
伊豆半島の南に行くにしたがって、たくさん見られるようになります。

これらの魚は普通の海水浴ではお目にかかれませんが、水中マスクをつけてほんの少し水中を覗くだけで、たくさん泳いでいるのが見られます。
足が立つくらいの深さでまったくかまいません。覗いてみてください。
ジャボジャボと人が近づくと、魚はたいてい逃げてしまいますが、逃げないようにするために、そこで魚に餌付けをするのがミソ。
そして、このとき魚が喜ぶお手軽なエサは、なんと魚肉ソーセージ。

魚がいなくなったあと、水中でソーセージを指ですりつぶしていると再びどこからともなく、魚が集まってきます。
そしていつの間にか魚たちに囲まれてしまいます。
本当に目の前まで近づいてきて、手でつかめそうなくらいです。

そんな遊びをしながら海との往復を3回ほど繰り返すと、4回目には海に入っていっただけで、ソーセージをもっていなくても魚の方から集まってきます。
何と海の魚にも、りっぱに学習能力があるのです!

最近は防水のデジカメで水中も簡単に撮れてしまいます。
9月末頃までは海水温はじゅうぶんに高いのです。 岩場の海でこんな遊びはいかがですか?

バトラーYu

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