キュイジニエCuisinier

2015.1.23

連載、食いしん坊倶楽部 その⑤ 朝霧牛乳

皆さん、うまいものを食べずして充実した人生にはなり得ませんよね?
食いしん坊YMです。

食いしん坊倶楽部の活動は、伊豆半島を中心として、静岡県の特産品や名物、あるいは隠れた一品を探し出し、実際に味わって何故うまいかを調査することです。

時には大変な移動距離になることもありますが、休憩(おやつタイム)によくソフトクリームなどをいただく事も多いです。というのも県内を移動していると、牧場を見かける事がよくあり、そこにはうまい牛乳や加工品があるわけです。

そこで今回、一度乳製品に焦点を当ててみようと目的地に設定したのが、富士山西麓 朝霧高原 です。
標高600〜1000m 言わずと知れた静岡を代表する酪農地帯です。
まず特筆しなければならないのは、その景観です。

富士山をのぞむ広大な牧草地が広がり、酪農家は50戸以上、寒い季節こそ牛たちは厩舎にいることが多いですが、あたたかくなれば大草原のあちこちで草を食べる姿を見ることができます。私の大好きな風景、まるでフランスの田舎の光景。

そして忘れてはならないのは、この素晴らしい景色をつくりあげた開拓者がいる事。戦後、荒野であったこの場所を切り開く作業は過酷なものだったでしょう。

そのスピリットを受け継いだ酪農家さん達は99%放牧によって牛を育てているそうで、日本では本当に稀な地域です。放牧は生産量や手間を考えると合理的なやり方とは言えないかも知れないが、甘味のある風味のよい美味しい牛乳ができるそうです。
自然に包まれ、ストレスなく健康に育った牛から搾られた良質な生乳は、その自然な味を活かす為、タンパク質の変性が少ない 85℃ 15秒殺菌。
加えて、加工場が朝霧高原内にあるので、常に新鮮な生乳を運び、製造できるシステムが整っています。

これはうまいでしょう。

こうなれば牛乳をはじめ、チーズから甘味まで朝霧の乳製品を片っぱしから食してみたくなるのが食いしん坊というもの。
幸いな事に、酪農が人を惹きつけ賑わいを呼んでいる施設が朝霧には幾つもあり、様々な乳製品が並んでいます。
もう躊躇しているヒマはありません。
一度に広げて味くらべです。

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帰路、私の右足がいつもよりアクセルを踏み込んでしまったのは言うまでもありません。

つづく

キュイジニエ 食いしん坊YM

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