カテゴリー: バトラーButler
伊豆、田んぼの四季
2015.9.8

一雨ごとに夏から秋へと移り行く湯ヶ島。
蝉の元気な声も落ち着き秋の虫が活動を始めました。
アルカナの中庭も例年通りせっかちな紅葉が色付き始めております。
先日、山へドライブに出かけると懐かしい光景が目に飛び込んできました。
太陽の陽を浴びて金色に輝く田んぼの真ん中に稲木に掛けられた稲穂。
伊豆に来て田んぼに囲まれた場所で感じる季節があります。
春には、田んぼに水がはられ、田植えが行われる。
夏には、緑色の稲が風に吹かれ気持ち良さそうになびく。
秋には、金色の穂が付きそして稲刈りが行われる。
最近では稲木にかけることが少ないのか、稲刈りが終わると丸裸の田んぼになるイメージだったのですが、稲穂が干されている光景に不思議とテンションがあがり車から降りてパシャリと写真に収めてしまいました。
気候的にも過ごしやすくなったこの時期に、新しい発見を求めて動きまわってみようと思います。
Butler Tur
ごく一部の昆虫ファンの為にお届けいたします!
2015.8.26

多くの男性なら夏と言えば、昆虫採集をした事があるのではないでしょうか?
想い出したかのように、今年はせっかくの田舎生活を活かして昆虫採集を始めました。
そして子供の頃から夢と言うか憧れと言うか、そのスーパースター的存在のクワガタの採集に成功しました!
子供の頃に散々カブトムシやクワガタを捕まえてきましたが、どう言う訳か縁のなかったヒラタクワガタ。
正直な所、自然界に本当に存在するのだろうか?という疑問さえ持ってしまっていました。
サイズは小さいものの実際に見つけ手にした瞬間は感動でした。
気は早いですが、来年は実際にいる事を前提に必ずや大物を捕まえると心に誓うのでありました。
もう今年はシーズン終盤ですので、来年はどなたか一緒に採集に出掛けませんか?
K様、ご一緒にいかがでしょうか?
自然豊かな伊豆ならではの情報でした。
Butler S
iZooに負けてない…かも?
2015.8.23
夏のアルカナの庭はとても賑やかです。
木々は青々と生い茂り緑を輝かせ、セミ達は夏を待っていましたと言わんばかりに力強く鳴いております。
植物や昆虫達に隠れがちですが、実はアルカナでは爬虫類や両生類たちも夏を満喫しているのはご存知でしょうか?
例えば「ニホントカゲ」
彼らのお気に入りスポットはエントランスにある冬場に暖炉で使う薪の間か、雨水が流れていく側溝の隙間です。
晴れている時には気持ち良さそうに日向ぼっこをしていたり、近くを通った時にチョロチョロと走り回る姿は何とも可愛らしいです。
例えば「ニホンヤモリ」
彼らのお気に入りスポットはお客様のお部屋の入り口のドア付近。
夜になると光に集まってくる小さな虫を食べるにはそこがちょうど良いみたいです。
瞼がないヤモリのウルウルとした瞳には何とも癒されます。
お客様がドアを開けたときにたまにびっくりして上からポトっ落ちてきてしまうこともありますが、そっとしておけば勝手にどこかに走っていくのご安心ください。
例えば「アマガエル」(これだけは写真は私物の置物ですが)
彼らは雨上がりにお客様の露天風呂にお邪魔していることがあります。
特に何か悪さをする訳ではなく、ただのんびりと壁に張り付いて気持ち良さそうに雨上がりを楽しんでるだけなので、一緒にしっとりとした雰囲気を楽しむのもありかと思います。
(ただし、カエルがお苦手な方がいらっしゃいましたらいつでもバトラーをお呼びください。そっと彼らを森のお家に帰しておきますので…)
その他にも春先にはヤマカガシの子ヘビが頑張って地面を這う姿や、梅雨時期にはウシガエルがモーモーと鳴く声が聞こえたりと、季節によっても何か発見があります。
これだけ爬虫類&両生類に会えるなんて、iZooに負けてないかも…!
アルカナにお越しの際にはぜひ彼らを探してみてください。
ちなみに・・・
私はプライベートでも爬虫類を飼っております。
恥ずかしがり屋なので今日はちょこっと顔だけ・・。
そのうちブログにて紹介するかもしれません、お楽しみに。
Butler SAI
お気軽にどうぞ
2015.8.17

夏らしい晴れ晴れとした日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしですか。
こちらは暑さに負けじと、スタッフ一同本日も元気にお客様をお出迎えしております。
私はリザベーションデスクを主に担当しておりますが、日々様々なお問い合わせを頂いております。お部屋の特徴、観光情報、食事のリクエストや、お祝いサプライズ等。。。
「少しでも役立つご提案ができれば、不安を和らげることができれば」そんな思いでご案内をさせて頂いております。
ネット社会の今、いつでも簡単に情報を得ることができますが、その膨大な量、あるいは多岐に渡る内容が故に目的の情報になかなかたどり着けないなんてこともあるのではないでしょうか。
旅行も同様なのでは、そんなことを日々感じております。
アルカナへのご宿泊を検討されている方、些細なことでも構いません。気になること、不安なこと、ちょっとした要望、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
「宿泊プランの違いがわからなくて…」
大歓迎です!
「パートナーの誕生日なので何かサプライズをしたいのですが…」
大歓迎です!
「当日が楽しみになりました!」そう思って頂けるよう、精一杯ご対応させて頂きます!
8月のご宿泊もまだまだ受付中です。
狩野川を含めお部屋の目の前に広がる大自然の眺め、しっとりと肌に優しい湯ヶ島の温泉、野菜をふんだんに使用した心から元気になる極上フレンチ。日々のストレスから解放され、癒しの時間を過ごしてみませんか。
皆さまのご予約をお待ちしております!!
Butler K
猛暑を乗り切る必須アイテム
2015.8.11

皆様こんにちは。
「暑い」としか言いようがない日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こんな日に食べたくなるものと言えば….そうめん、ではなくて、アイスクリームでもなくて、激辛カレーライスなんてものでもなく。
そう、うなぎです。
先日、修善寺駅前にございます和食屋さん「四季」へ行って参りました。
うなぎを食べに行きました。
気持ちを抑えきれず、タクシーの運転手さんに「私、今からうなぎ食べに行くんですよ!」と、聞かれもしないのに言ってしまいました。
お店に着くと、そこには「うなぎ」と書かれたのぼりが….。
ワクワク感が高まります。
店内はこじんまりとしていて、昔ながらの味が感じられるいい雰囲気です。
BGMが「ブルーライト横浜」とか「あのすばらしい愛をもう一度」なのも、雰囲気に合っていて良いです。
メニューを開いてすぐに、うな重を注文!
トマトと玉ねぎのサラダを食べながら、ワクワク待ちます。
背後では、他のお客さんが海老フライ定食を食べています。
20分ほど待って、来ました!
ぱかっと蓋を開けると、そこにはキラキラ光るうなぎが….。
香ばしいかおりを楽しんでから、いざ。
念願叶ってのうなぎの味は、格別でした。
皆様も是非、うなぎを食べてこの猛暑を乗り切りましょう!
Butler I
自家製サングリア
2015.8.3

いよいよ8月です!
夏本番です!
今年の夏はルームサービスでサングリアをいかがでしょうか。
赤ワインに旬のフルーツをつけこんで作るスペイン生まれのカクテル。
天城の大自然を望みながら、よく冷えたサングリア、
フルーツの程よい甘みと清涼感が一体となって火照った体に心地よく沁みこみます。
今年の夏だけの特別ご用意です。
伊豆のオレンジを使ったアルカナオリジナルレシピのサングリア。
アルカナにお越しのお客様は、この機会に是非お試しくださいませ。
Butler RYO
宝物
2015.7.29

アルカナ イズには素敵なお客様がたくさんいらっしゃいます。
この地で皆様をおもてなしさせて頂く中で、たくさんの宝物をいただきました。
「バトラーには欠かせないアイテムだから・・・」と、
私の名前が刻印されたかっこいいボールペンをプレゼントして下さったK様。
このボールペンでたくさんのお客様にお手紙を書きました!
ありがとうございます。
「私のお古だけど・・・」と、
ゴルフバッグとクラブ一式をくださったI様。
いつかご一緒にラウンドできるように休日には猛練習中です!
ありがとうございます。
生クリームが大好物の妻の為に、
「いつも何にしようか迷うんだけど・・・」と言いながら
クリームたっぷりのロールケーキやシュークリームをご来館の度にた~くさん買ってきて下さるS様。
ついつい食べ過ぎてしまうくらい美味しいものばかり!
ありがとうございます。
「この仕事をしている限り使えると思うので・・・」と、
とても立派な靴用のブラシをプレゼントして下さったのはH様ご夫妻。
いつもピカピカの靴で皆様をお迎えしますね!
ありがとうございます。
「無事に男の子を出産しました。
名前は啓です。啓史さんにちなんで・・・。(笑)」
というお子様の写真入りのお手紙をくださいましたW様ご夫妻。
あんまり嬉しくて鳥肌が立ちました。
他人とは思えない啓君、元気に育ってますか?
この他にもお客様から頂いたお手紙やメッセージ、
ご来館の度に頂く心のこもったお土産、
気さくに掛けてくださる優しいお言葉の一つ一つ・・・
オープンからの8年間、アルカナ イズで体験したすべての出来事が私の何にも代えがたい大切な大切な宝物です。
アルカナ イズを支えて下さるお客様皆様に心からの感謝を。
9年目のアルカナではどんな素晴らしい体験が待っているのでしょうか?
Butler C
緑のアーチ
2015.7.18

先日8周年を迎えたアルカナ イズ。
私も、リニューアルの2009年から仲間入りして、もう少しでアルカナ イズに来て6年経ちます。
あっと言う間に過ぎてきた年月でしたが、一つ一つを思い返してみるとたくさんの事柄を経験させてもらいました。
様々な所でこの年月を感じることができますが、その一つにアルカナの中庭があります。
レストランの前のミツマタの木、私が最初に見たときは40センチほどの小さな木でしたが、今では“リュミエール”のロゴを隠してしまうのではないかと思うほどの大きさまで育ちました。
一番奥のリバーテラススイートのお部屋までの道は、なだらかな傾斜になっておりますが、その両脇に梅や椿、トサミズキの木があります。
毎年、道に伸びてくる枝を少しずつ切りながら成長を見守っておりましたが、今年のゴールデンウィーク明けに見上げると緑のアーチが出来上がっておりました。
距離にして2メートルほどの短いアーチですが、天気の良い日には葉っぱの間からこぼれる陽の光が心地よく感じられます。
最近は雨の日が続く湯ヶ島ですが、雨の多い場所だからこその緑の成長と自然の奥深さを感じる事ができます。
木々の成長速さに負けぬよう、私たちバトラーもキュイジ二エも皆様の笑顔の為に・・・
日々、成長してゆきます。
Butler Tur
季節のシャンパーニュ
2015.7.12

この時期、雨が続きじめじめとした日々の中なんだか気分も下がり気味・・・
早く梅雨明け、暑い夏が待ち遠しい・・・
そんな時はやっぱりシャンパン!
今、arcanaでは、季節のシャンパンとして「アヤラ ブリュットマジュール」をご用意しております。
淡い金色、泡はきめ細かく、清涼でフレッシュな印象。
時折感じる、青りんご、ハチミツの香り、溌剌とした酸が胃を刺激し食欲をそそります!
新鮮な魚介類、野菜との相性は最高です!
また、レストランに限らずお部屋でもルームサービスとしてグラスシャンパンをご用意しております。
15時に到着しチェックインを済ませ、源泉掛け流しの温泉を楽しまれた湯上がりにお部屋で・・・
湯上がりの少し火照った体に冷たく冷えたシャンパンを飲みながらお部屋から眺める雨に濡れた湯ヶ島の景色、暑い夏からっと晴れた夏の日に・・
どちらも最高の贅沢です!
これからの時期、当館にお越しの際はぜひご滞在と併せてお楽しみください!
butler&新米Sommelier H
初島に行ってきました!
2015.7.3

先日私の実家の群馬から両親が伊豆に遊びに来ておりました。
今回の目的は前々から行ってみたいと思っていた初島上陸です。
初島は伊豆半島東部相模湾海上、熱海市本土から南東に約10キロメートルの位置に浮かぶ島で、静岡県唯一の有人島で首都圏から一番近い離島として知られています。島の周囲は約4キロ。1時間もあれば歩いて一周することができます。
アルカナのある湯ヶ島から熱海へは車で向かいます。
伊豆中央道と熱函道路を使うと約1時間で熱海に到着です。
この伊豆半島のどこに出向くにも1時間もあれば行けてしまうのが湯ヶ島の良い所ですね。
両親とも無事に合流し早速出発。
初島へは熱海港から船に乗って向かいます。
平日だからそんなに混んでいないんだろうと思っていましたが、出航時間になると多くの人が集まって来ました。
時間になりいざ船に乗り込みます。
海なし県の群馬から来た両親は久しぶりの海にもテンションは高めで、展望デッキで海風を楽しむとの事。
私はナイト業務明けという事もあって、船内で一時仮眠タイムです…。
船に揺られる事30分、無事に初島に上陸です。
港から出てすぐに左に曲がるとそこには食堂がずらっと軒を連ねております。
漁師さん達が漁に出て、その日とれた新鮮な魚介類を振る舞っているとのことです。店前の水槽で泳ぐ魚や伊勢エビはどれも美味しそう。
お昼まで少し時間があったので昼食はここで食べると決め、島の散策を先にする事に。
左回りに進んでいくと目の前がぱっと開けて一面の海が広がっております。
この日は天気がとても良かったので気持ちがいい景色を楽しむことができました。
港からちょうど反対側につき階段を上っていくと、上にはアジアンガーデンがあり、のんびりとした時間を過ごす事ができます。
ここでの一番の楽しみは何よりもハンモックです!
これは寝られずにはいられない!、とのことで実際に横になってみることに。
いざ寝てみると何とも絶妙なバランスで揺れる寝心地がたまりません。
晴れた日差しを浴びながら冷たい飲み物を近くに置きハンモックに揺られる一時…、最高の時間でした。
ここではマンゴーを使ったアイスクリームも売っていますが、これがまた雰囲気に合う!
ずっとここで寝ていたいと思ってしました。
ゆったりとした時間を過ごした後はさらに奥を散策。
初島灯台にも登って、景色を一望してきました。
あいにく富士山は見えませんでしたが、それでも十分楽しむ事が出来ました。
さらにぐるっと歩みを進め、お腹もすいてきたところで港に戻り、さあ待ちに待った昼食です。
数あるお店の中から両親が入りたいお店に入店。
そこではオススメである漁師丼を注文。
待つ事10分、注文した漁師丼が運ばれてきました。
どんぶりの上には新鮮な魚介類がたくさん盛りつけられております。
アジや甘エビ、コリコリのサザエなど色々な味と食感が味覚を楽しませてくれます。
面白いのは小鉢で初島でとれた天草をつかったところてんが付いてくる事です。これがまた酸味のさっぱりとした味が歩いて疲れた身体には格別です。
もちろん完食!、すべて美味しくいただきました。
昼食を終えて帰りのフェリーまで時間があります。
両親はもう少し島を散策するとのこと。私はといえば…、午前中に訪れたアジアンガーデンのハンモックに再び揺られにいきました笑
そこからの帰りのフェリーの時間までは両親が起こしにくるまでハンモックの上ですっかり熟睡してしまいました。
今回の初島上陸、実家の両親も大満足の様子で安心しました。
何より私自身も存分に楽しませていただきました。
帰ったあとのちょっぴり日焼けで赤くなった両腕のひりひりとした感じも良い思い出ということで…。
皆様もアルカナにお越しの際の寄り道として一度初島を訪れてみてはいかがでしょうか。
きっとゆったりとした時間をお過ごしいただけると思いますよ。
Butler SAI
夏は湯ケ島でリフレッシュ
2015.6.30

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、みな様いかがお過ごしですか。
アルカナの敷地内では紫陽花が彩を増し、雨に映えるその姿はとても趣があります。
梅雨が明ければいよいよ夏本番。
春先から真夏日を記録していた今年、かなりの猛暑になるかもしれませんね。。。
さて、今回はそんな時期におすすめ、湯ケ島の“涼めるスポット”をご紹介します。
アルカナから車で約10分の距離に位置する道の駅「天城越え」。
一歩足を踏み入れるとそこにあるのは手つかずの自然。
過去の時代にタイムスリップしたのでは、そんな気分にさえなる不思議な空気を感じます。
美しい緑に囲まれ、たっぷりとマイナスイオンを浴びる。
心地よい涼しさを感じながら、自然とリラックスできます。
のんびり歩みを進めるとふと聞こえてくる水の音。
狩野川の源流「滑沢渓谷」です。
透き通るような水、そして柔らかな流れを眺めていると、空気がより美味しく感じます。
ゆったりとしたハイキングにもおすすめのこのコース。
夏の癒しスポットとして、是非お試し下さい。
ちなみに、滑沢渓谷沿いに整備されている遊歩道を1.5キロ程進むと、天然記念物「太郎杉」の姿をご覧いただけます。
太郎過ぎは天城一のスギで樹齢450年余、高さ53メートルの巨木です。
圧倒されることは間違いなしです。
雄大で迫力のあるその姿は、ぜひご自身の目でお確かめ下さいませ。
夏の旅行は自然豊かな天城湯ケ島へ。そしてアルカナで美味しいフレンチをどうぞ。
みな様のご来館をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
Butler K
釣りが見せてくれた人の優しさ
2015.6.24

紫陽花
2015.6.15

少しずつ暑くなりはじめ、夏の気配を感じる頃となりました。
これから梅雨に入ると雨も多くなってきますが、嫌な事ばかりではないですよね。
アルカナの中庭にも今年もまた綺麗な青紫色の紫陽花が咲き始めました。
特に雨に映える紫陽花はとても美しく感じます。
紫陽花には大きく分けてホンアジサイとガクアジサイの2種類に分かれるようで、
アルカナのお庭にあるのはガクアジサイになります。
私はこのガクアジサイの方がなんとなく綺麗な気がして好きです。
また本日は少し変わった紫陽花をご紹介します。
この時期アルカンのエントランスを抜けると、白く可愛らしい花がご覧い頂けます
イワガラミという植物で、その名の通り岩や木に絡みついてどんどんのびていきます。
高い木があれば15メートルぐらいまでのびるそうです。
このイワガラミも紫陽花の仲間に入るそうで、言われてみればたしかにガクアジサイに形が良く似ております。
皆さまもアルカナにお越しの際には是非足をとめて、のんびりと紫陽花の花を眺めてみてはいかがでしょうか。
Butler RYO
雨の楽しみ
2015.6.12
『宿の表玄関の車回しにタクシーが到着すると、車のドアの向こうから大きな傘が差しかけられた。
「ようこそ、いらっしゃいませ」
バトラーと呼ばれる宿の女性スタッフが出迎えに来ていた。予期せぬ傘が待っていたことに、少し心が明らむ。
部屋で私を待っていたのは、いちめんに広がる雨の森の風景だった。
広々とした部屋の突き当たりがまるごと窓であり、その窓いっぱいに悠々と描かれた絵の具のまだ乾かない絵画のような風景が広がっている。』
何度も何度も読み返した大好きな短編小説。
雨の日に目の前に広がる景色を見ているといつもこの一節が頭に浮かびます。
また今年も梅雨の季節になりました。
今日も湯ヶ島はしとしとと雨に濡れて幻想的です。
アルカナ イズのデザインコンセプトは「北欧」。
この天城湯ヶ島は非常に雨の多い土地で北欧の気候条件によく似ているそうです。
北欧の人々は雨の多い土地でいかに室内で快適に過ごすか・・・
そんなことを考えて家の内装、家具などにこだわり、デザイン性が高く使い勝手の良い北欧家具が全世界に愛されるようになったそうです。
また北欧のデザインは江戸時代から明治にかけての浮世絵などの日本の美術にも大きく影響を受けているとのこと。
アルカナでもそんな日本と北欧の美しさを感じて頂きたい・・・
アルカナ イズのデザインをした建築家さんが開業前にそんな話をしてくれたことを思い出します。
雨の日にアルカナの客室で読書。
普段より少し贅沢な気持ちになります。
雨の休日、あなたはアルカナのお部屋でどのような過ごし方をなさいますか?
butler C
お気に入り
2015.6.9

気づけば何個も集まってきてしまったシュシュ。サテン生地やシフォン、ふわふわひらひら、レースが付いてたり、色とりどりです。
6月はどうしましょうか。少々ネタ切れ気味になりつつあります…
バナナ!?
2015.6.3

10年くらい前の話。今はもう閉館してしまいましたが、伊豆半島の先端、石廊崎の近くに南国情緒たっぷりのペンションがありました。
広い芝生の庭の一角に高さ4mほどのバナナが生い茂り、明るい海の風景がトロピカルに演出されて、年に数回訪れるほどお気に入りのペンションでした。
6月にはオーナーが自前のレジャーボートで出漁し、イサキを釣ってきて、そのバナナの葉に包んで豪快に蒸し焼きにしてくれました。
もちろん夏にはバナナの実も美味しくいただきました。
ペンションが閉館してしまった後、私は自宅の庭をバナナでトロピカルな感じにしようと思い立ちました。
でもバナナは熱帯の植物。うまく育つかは疑問です。
南伊豆にある下賀茂熱帯植物園で聞いてみたところ、やはり天城ではバナナは育たないといいます。でも、と勧められたのがバナナそっくり植物「芭蕉」でした。
俳人「松尾芭蕉」の「バショウ」です。
何でも、バナナはそもそもバショウ科に属する植物で、そのうち食べられるものをバナナと呼ぶのだそうです。
熱帯植物園でバナナとバショウの両方を買って植えてみたら、本物のバナナは予想どおり冬に寒さで早々に枯れてしまいましたが、バショウは毎年この季節には大きな葉を何枚も広げ、庭をトロピカルムードにすることに一役買ってくれています。
そして5年。今年は写真のような花の蕾が出てきました。
蕾の後ろには小さなバナナのような実がついています。
食べられないのは残念ですが、成長が楽しみです。
国道をドライブをしていると、天城の「昭和の森」に行く途中にも、土肥に向かう途中の船原峠の付近にもバナナの木が茂っているところがあるのをご存知の方もいるのではないでしょうか。
実はあれはバナナではなく「バショウ」だったのです。
今なら実をつけているのが見られるかも知れませんね。
Butler Yu
ガーデニング
2015.6.1

アルカナシェフ’S にガーデニングブーム到来!?
レストランの目の前の景色に緑を加えたキッチンスタッフ。
暑さの続くここ最近では毎日のように水遣りを行っています。
我が子に会いに行く様にワクワク、せっせとお水を運んでは芽はまだかな~!?とお世話しています。
それが先日、周りの木々に負けじと新芽を出しました。
この子は、寿太郎みかんの木。
まだまだ若い木ですが花を咲かせ、実りの日の愉しみが出来ました。
みかんの他にもライムや柚子の木もあります。
実った果実は、だれのものになるのでしょ~か??
Butler Tur
もうすぐ咲きますよ
2015.5.19

昨年の梅雨が明けた頃私が剪定をしたアジサイが
間もなく花を咲かせます。
今年の厳しい冬の寒波で葉を落としたのですが、
見事に復活をしました。
あの時の姿は哀れで悲しくなってしまうほどでしたが・・・
剪定を行った時には、150㎝程に刈り込んだのですが
いまはおよそ2mにまで育ちました。
春の日差しを浴びて元気良く空に向かって葉を広げております。
今年の剪定はもう少し短めにしてみようかな。
背が高くなりすぎて鑑賞には向かないかも・・・
間もなく蛍も飛び始めます。
蛍と紫陽花のコラボレーション見て観たくありませんか?
arcanaでならば条件さえ整えば実現可能ですよ♪
もうすぐ雨の季節です。
鬱陶しい梅雨の季節をお楽しみくださいませ♪
Butler S
ここはどこの森の中…?
2015.5.16

鬱蒼と生い茂る木々が作り出す緑のトンネル。
見上げれば蒼々とした葉っぱを枝に付けた大きな楠木。
耳を済ませが聞こえてくる鳥達の囀り。
ここはどこの森の中でしょうか?
早朝5時。
ナイト業務中の眠たい目を擦りながら朝の巡回をしているとこの風景に出会うとこができます。
そう、この風景は朝早い時間のアルカナの庭で撮った写真です。
この時期になると庭の木々達は本当に綺麗な緑色になります。
先日お泊まりいただいたリピーターのお客様がこんな事をおっしゃっていました。
「毎年冬の時期にしか泊まってなくてお庭の風景はただの木々の枝しかないイメージでしたが、新緑の季節は緑がたくさんあってこんなに楽しませてくれるんですね、感動しました!」
その言葉にある通り、毎日見ていても飽きないくらい庭の緑は楽しませてくれます。
それはもう目には賑やか過ぎるくらいです。
これから梅雨に入り雨に濡れる木々達は今以上に美しく、色っぽい雰囲気を醸し出してくれます。
晴れの日に見せないその表情もいつもと違った美しさを感じさせてくれます。
アルカナの木々達は一年中皆様を迎え入れてくれますが、この時期にしか見る事のできない美しい碧色にぜひ会いにきてください。
バトラーSAI
トンネルを抜けると、そこは青、碧、蒼
2015.5.7

皆さん、こんにちは。
先日、私は伊豆高原へ行ってまいりました。
深い緑に包まれた天城からちょっと抜け出して、海が見たくなったんですね。
アルカナから伊豆高原までは車で行けば40分ほどなのですが、車を持っていない私は電車で参りました。
ペーパードライバーなのです…. ま、それは置いておいて。
修善寺から三島までは伊豆箱根鉄道、三島から熱海までは東海道本線、そして熱海から伊豆高原までは伊東線なのですが…..ホームに滑り込んできたのは、なんと、リゾート21黒船電車!!
平成16年に下田開港150周年を記念して運行が開始されたそうです。
大河ドラマファンとしては、こういう電車にわくわく胸ときめきます。
車内には、下田開港時の記録や当時描かれた絵などが展示されています。
同じ車両にいた海外の観光客の人達も喜んでいました。
キョロキョロしながら電車に揺られていると、やがて海が見えてきました!
待っていました、青い海!
30分ほどで伊豆高原駅に到着しました。
駅はとても綺麗で、レストランや売店がかなり充実しています。
しかし、とにかく海、海….。
という訳で、駅前の案内板にあった「橋立吊り橋」を目指します。
静かで綺麗な住宅街を10分ほど歩くと、小川がある森に到着。
…ここ、海じゃなくて、森と川だな。あってるのかな?なんて思いながら、川沿いの綺麗な遊歩道をまっすぐ歩いてゆきます。
だんだんと水の流れが速くなってきました。
そして、滝の向こうに…海が見えました!
やった!ゴールはもうすぐです。
ここで遊歩道は途切れ、完全な山道になります。
木々の切れ目から海が呼んでいます。デコボコな山道を進み、息が切れた頃、ついに吊り橋が見えました。
やれやれ、やっと….と思いながら、吊り橋を渡ります。
橋の半ばで横を見ると。
こんな風景が。
青、碧、蒼。
言葉を失いました。
不思議と、ものすごい安心感に包まれたのを覚えています。
自然のチカラは凄いです。
皆様にも是非、感じて頂きたいです。
Butler Y.I
幸せいっぱい、朝の一杯
2015.4.26
皆様、こんにちは。いつもarcana izuのブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
御朝食の『アルカナ遊園地』をお出しする前に…お飲み物を4種類。
一番手前から、『大美伊豆牧場』限定『低温殺菌牛乳』※低温殺菌牛乳(63〜65度で30分間加熱処理したカルシウムなどの栄養が豊富。)は、本当に自然な牛乳。牛が自然に仔牛を出産し、自然に育ったからこその牛乳。(つまり、病気を予防する色んな注射を受けていない牛。)ほんものの牛乳は口当たりはさっぱり。飲みやすくておいしいです。
その次が、北海道余市町『中野ファーム』の『高級トマトジュース』
こちらは、レストランの出入り口付近のブティックで販売もしております。自分用に…そしてギフト用としても大変喜ばれます。
食塩や添加物は一切入っていないトマト100%のジュース。夕陽をたくさん浴び、必要最低限の水しか与えられていない、敢えて厳しい環境で育ったトマトを使用しているとの事。びっくりするほど甘く、濃くて優しい味。
その隣が、爽やかでダイエットの手助けをしてくれる『グレープフルーツジュース』そして、一番奥が『デコポンジュース』!!
このデコポン、そのまま食べてももちろん美味しいのですが、アルカナではジュースにしちゃいます。デコポン(商品登録名)は不知火(しらぬい)という品種の中で糖度14〜15度、クエン酸1度以下という基準に達したものだけが出荷となる、清見とポンカンの交配種。
こちらのグレープフルーツとデコポンのフレッシュジュースは当館アルカナで手絞りをしております。本当に毎日、毎日絞っているんですよ!
個人的に、私は昔から柑橘系の香りが大好きなのですが、絞っている時は本当に楽しく幸せな気分になります。レストラン中が柑橘の香りで包まれます。実際、自分にもシトラスシャワーが降りかかっているかもですが。。。
この香り、前向きな気分にしてくれたり、ちょっと疲れているな。という時に気持ちを切り替えてくれたり、落ち着かせてくれたり…何だかアロマテラピーな世界ですね。
そんなアルカナの朝のお飲み物。よく、「オススメは?」と聞かれますが、皆様には全種類味わっていただきたく思います。
butlar E
みどり色
2015.4.23

萌黄色・・・春に萌え出る草の芽の色
一年で一番好きな新緑の季節。
その美しさにいつも心奪われます。
萌黄色、若葉色、裏葉色、青竹色、常盤色、柳色・・・
一口に「みどり」といっても、さまざまな色がありますね。
どれも今の天城の山々を表す美しい日本語特有の色の名前です。
アルカナで貸出し用としてご用意しています500色の色鉛筆にも
色んな「みどり色」がありました。
「若草の息吹き」
「山ほととぎす」
「春一番のふきのとう」
「水面に映える岸辺の葦」
「尾瀬の水芭蕉」
今の季節にピッタリのワクワクするような色の名前ですね。
他にはこんな色も。
「四葉のクローバー」
「幸運の茶柱」
何だか幸せになれそう。
美味しそうなみどり色はこちら
「宇治の茶団子」
「マスカットキャンディー」
「ブロッコリーサラダ」
「初詣の焼き銀杏」
「広口瓶のピクルス」
こんな面白い色もありました。
「暗闇のキャッツアイ」
「ベートーヴェン 田園」
あなたは春のアルカナでどんな「みどり色」を見つけましたか?
butler C
New Open 道の駅「くるら戸田」
2015.4.17

今月1日にオープンした、道の駅を紹介しましょう。
修善寺から虹の郷、達磨山を通り戸田へ下っていくと、
戸田港の海岸通りに出る数百メートル手前左側に
伊豆で7番目となる道の駅「くるら戸田」があります。
「壱の湯」という地元で人気の共同浴場がここに入り観光客も気軽に立ち寄れる日帰り温泉となりました。
営業時間は10:00~21:00、大人500円です。
建物の外には豊富な温泉を活かした足湯もあります。
建物の中は日帰り温泉の他、戸田で建造された日本初の洋式帆船のモデルが展示されてるコーナーと戸田塩などの特産品などを売っている売店、それから軽食コーナーがあります。
建物には二階もありますが、役所の分室や会議室などがあって観光客にはまったく関係ないようでした。
道の駅の楽しみは、やはり食べ物ですね。
ここの軽食コーナーでは、カレーや、丼物などを持ち帰れるようにランチボックスで提供しています。
ビントロあぶり丼とトロボッチフライ丼を頂きましたが、600円という価格のせいかお得感があります。
そのほかパンケーキやおしるこなどの甘味もあり、150円の挽きたてコーヒーマシン、そして定番の
ソフトクリームもあります。
戸田から北上すると、海の向こうに富士山を見ながら海岸沿いを沼津に向かうことができます。
ぜひ「くるら戸田」に立ち寄ってみてください。
Butler Yu
春告げ鳥
2015.4.13

3月の半ばからアルカナの敷地内でも鶯のさえずりを耳にするようになりました。
去年はレストラン入口の大きな木の辺りから聞こえていたさえずりが、今年はテラス棟の前に移動しておりました。
今ではさえずりなどとは言えぬ、力強い声で鳴いている鶯。
鶯が鳴くのは春だけではないとご存知でしたか??
梅の開花あたりから鶯の鳴き声が聞こえるようになりますがそのころはまだまだ音痴…。
「ホーホケキョ♪」とはうまく鳴けません。
彼らも私たちと同じく、すこしずつ練習しながら「ホーホケキョ♪」と綺麗な鳴き声を響かせるようになるのです。
「ホーホケキョ」と鳴くのはオスがメスを誘うため。
子育ての終わった秋ごろには鳴き方も変わり「チャッチャッ」と小さな声で鳴くようです。
鳴き方が変わるのは日照時間の関係で体内にある物質の量が変わってくることから喉の筋肉の付き方が変わるようです。
中々姿を見せない恥ずかしがり屋の鶯。
鳴き声が聞こえたら注意深く聞いてみてください。
色んな違いに気づけるかもしれません!!
Buter Tur
『大楠』
2015.4.7

日本全国で桜が満開を迎えお花見の楽しい季節ですね。
私も3月には一足先に河津桜を見に行ってまいりました。
去年も見に行ったのですが、今年も変わらずの人の賑わい・・・
そこで何の気なしに交通整備をされていた係りの方にオススメのスポットをお伺いしてみることに・・・
『来宮神社の大楠は一見の価値ありだよ!』
!!!!!
まさか桜を見に来ている人に、あえて桜ではなくクスノキを薦めてくるとは思いもしませんでした。
そこまで言われると何だか気になり行ってみると圧巻の迫力・・・言葉も出ません。。
当館のクスノキも樹齢100年を超える立派な木ですが、この時ばかりは赤子のように感じてしまいました。
何でも樹齢千年は越えているそうです!
調べてみると来宮神社は伊豆各地にあり、熱海にある来宮神社の大楠は樹齢二千年を越えているとの事!
熱海の大楠を一周すると寿命が一年延びると言われているそうです。
※写真は先日熱海の来宮神社に立ち寄り、撮ってきた樹齢二千年の大楠です!
パワースポットとしても人気のようですので、当館お越しの際、又はお帰りの際などにぜひ寄られてみてはいかがでしょうか??
Butler H
この景色見た事ありますか?
2015.4.1

ほとんどの方はないでしょうね。
私の休日はこれをやりに片道2時間の道のりをせっせと通っております。
翌日は確実に全身筋肉痛です(首が筋肉痛になるって知ってますか?)。
何食わぬ顔して仕事はしておりますが、実は体中ミシミシしています。
驚かれた方も多いと思います。
ホテルマンと言えば、体育会の人間とは無縁の職種ですからね。
社会人チームにでも所属すればいいのですが、仕事柄土日は忙しくて休みは取れませ
ん。
なので私は専ら学生と一緒に飛んだり跳ねたりぶつかったりです。
どんなスポーツもやり過ぎると身体に良くないのでしょうが、このスポーツはその最たるもののひとつではないでしょうか。
ルール上はかなり安全なのですが、それならなぜヘルメットとプロテクターが必要なのでしょうか?
私も当然数えきれない程の怪我はしてきましたが・・・
大学を卒業してからもう20年になります。
そろそろ引退しなければと思いながら毎年辞められず・・・
最近は学生との意識の違いに戸惑いを感じておりますのでついに今年こそは、アメフト卒業かな?
なんて考えておりますが果たしてどうなることか・・・。
PS 前回お約束した紫陽花の最新画像がこちら。
寒波でダメージを受けて葉が全て落ちてしまったのですが、こんなに新芽を吹き出しました。
自然の力って凄いですね。
Butler S
暖かさを告げる花達と2年目の春
2015.3.30

アルカナのある天城も暖かい陽気が続くようになり、春の訪れを感じられる季節となってまいりました。
お庭の花達も「待ってました!」と言わんばかりに続々と咲き始めております。
お越しの際にはぜひ花達の素敵な姿をみてあげてください。
私ごとではありますが、新卒でアルカナにきてから早いものでちょうど一年が経ちました。
お庭の花達も、そういえば去年も同じように咲いていてくれてたとは思いますが、恥ずかしながら社会人としてのスタートということもあり、緊張していたのでよく覚えていないのが実際のところであります。
今年はお庭の花達をゆっくりと眺められるだけの余裕が少しばかり感じられるようになりました。
しかし、4月から新しい仲間も加わるため、先輩として改めて気を引き締めて行きたいと思います。
アルカナでの2年目の春、皆様に素敵なご滞在をお過ごしいただけるよう、バトラーとしてこれからも日々精進させていただこうと思います。
Butler SAI
伊豆の歴史とその物語
2015.3.20
伊豆と言えば、豊かな自然、美味しい食材、そして歴史の名所です。
アルカナ周辺だけでも、源範頼、頼家が幽閉された修善寺、頼家の冥福を祈って北条政子が建立した指月殿(伊豆最古の木造建築)などなど、興味深い名所があちこちに点在しています。
突然ですが、私は大河ドラマのファンでして、特に「篤姫」に夢中でした。
女の道は1本道にございます・・・。
その「篤姫」の撮影に使われた江戸時代の代官屋敷が、ここ伊豆にある!ということで
これは行かねば、と行ってまいりました。
伊豆箱根鉄道「韮山」駅から約2キロほど離れた場所にある、江川邸でございます。
韮山代官 江川英龍(坦庵)の邸宅であり、国の重要文化財です。
慶長5年(1600年)頃に建てられたと言われています。
敷地内に足を踏み入れ、まず立派な門構えに圧倒されます。
この正門と正面玄関が「篤姫」の撮影に使われました。
正門の手前には芝生が敷かれた広場がありました。
こちらは「升形」と呼ばれており、出陣前の兵士が整列するための場所だったそうです。
そしてびっくり!
みなさまお馴染み「気をつけ」「前へ習え」という言葉は、オランダの軍事訓練で使用されていた号令を江川英龍が日本に広めたものだったのです。
それだけではありません。
日本で初めてパンを作ったために「パン祖」と呼ばれていたり、日本で唯一現存している韮山反射炉(溶鉱炉)を作って銃砲製造を行ったり、東京湾のお台場を設計したり、天然痘の予防接種をいち早く領土の農民におこなったり。
いやはや、日本の発展に欠かせない大人物です。
お屋敷の中に入ると、まず目に入るのが高い高い天井です。
ビルの3階建ての高さがあります。
天井の一番高いところには日蓮上人直筆の「火伏せの護符」が収められた箱があり、このおかげで江川邸は今まで一度も火災に遭ったことがないそうです。
うっとりしてしまうほど美しい造りの天井ですね。
そして忘れてはいけません、「パン祖」。
土間の端には、日本で初めてパンが焼かれた石窯の一部が保管されています。
当時書かれたパンのレシピもありました。
兵糧として作られたので堅パンだったようですが、当時の人達の悪戦苦闘のおかげで、今、
ふわふわのパンが食べられていると思うと感謝の念が湧いてきます。
こんなにたくさんの偉業をなしとげた人物は、なんだか自分とは違う星に生まれたような、
なんて黄昏ていた時、ある文章に目が止まりました。
江川英龍は、母親の遺言として「忍」の一文字を贈られ、生涯ずっと懐にしまっていたそうです。
「はやる気持ちをおさえ、常に冷静な気持ちを保つように」
激動の幕末、数々の偉業をなしとげさせたのは「忍」の一文字。
400年前も今も成功の秘訣は変わらない。
偉大な先人からのエールを胸に、江川邸を後にしたのでした。
Butler Y.I
新メニュー「春」
2015.3.12

3月9日、今年も春メニューが始まりました。
新しいメニューが始まる頃にはスタッフ皆もどこかソワソワ、今年はどんなメニューになるのか、どんな食材と出会えるのか、シェフ山本の考える新たな料理を早く見たいとワクワクしながらこの日を待ちわびています。
新メニューが始まる前には必ずスタッフ皆で試食会。
シェフから料理についての説明が行われます。
どんな産地のどんな食材がどのように調理されるのか、何よりシェフ山本の料理に込めた想いを、お客様にしっかりお伝えできるよう真剣そのもの。
今年の春も素晴らしい料理と出会うことができました。
どんな料理になったのかは、是非アルカナまで足を運んで確かめてみてください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
Butler RYO
ホワイトデー
2015.3.8

2月14日のバレンタインデーに、皆様いくつのチョコレートをもらいましたか?
私は本命チョコと思われるものを4つほど。
誰が考えたのか、3月14日はそのお返しをしなくてはならない日のようです。
しかもお返しの品の方が高価でなければならない、みたいな不思議な空気が世の中に流れています。
さて、どうしたものか・・・
私の想いを込めた手書きのメッセージカード。
これが一番温かみがあって嬉しいよね♪
なんて思っているのはどうやらピュアな心を持った男子だけのようですね。
そこで、こんなプランを見つけました!
想いをカタチに・・・
これで自分も一緒に楽しんでしまおう!!
なんて考えは甘いでしょうか?
まぁ、チョコレートですから。
てけてん♪
butler C