カテゴリー: 伊豆&Izu

水深1メートルの楽しみ

2013.8.22

伊豆の海は夏になると、温暖な黒潮が沿岸に近づくようになりサンゴ礁にいるようなカラフルな魚が見られるようになります。
地元の定番の魚である、キュウセンやクサフグ、ミギマキなどの他にトゲチョウチョウウオ、ロクセンスズメダイなどのサンゴ礁の魚も見られます。

写真はカゴカキダイという魚。
江戸時代の「駕籠担き」に似ているところから付いた名前の魚です。

成長すると20cmくらいになるのですが、これは5センチほどの子供。
伊豆半島の南に行くにしたがって、たくさん見られるようになります。

これらの魚は普通の海水浴ではお目にかかれませんが、水中マスクをつけてほんの少し水中を覗くだけで、たくさん泳いでいるのが見られます。
足が立つくらいの深さでまったくかまいません。覗いてみてください。
ジャボジャボと人が近づくと、魚はたいてい逃げてしまいますが、逃げないようにするために、そこで魚に餌付けをするのがミソ。
そして、このとき魚が喜ぶお手軽なエサは、なんと魚肉ソーセージ。

魚がいなくなったあと、水中でソーセージを指ですりつぶしていると再びどこからともなく、魚が集まってきます。
そしていつの間にか魚たちに囲まれてしまいます。
本当に目の前まで近づいてきて、手でつかめそうなくらいです。

そんな遊びをしながら海との往復を3回ほど繰り返すと、4回目には海に入っていっただけで、ソーセージをもっていなくても魚の方から集まってきます。
何と海の魚にも、りっぱに学習能力があるのです!

最近は防水のデジカメで水中も簡単に撮れてしまいます。
9月末頃までは海水温はじゅうぶんに高いのです。 岩場の海でこんな遊びはいかがですか?

バトラーYu

伊豆の観光スポット

2013.8.10

立秋を過ぎたとはいえ、夏真っ盛りですね。
本日は伊豆のオススメスポットをご紹介したいと思います。

ご紹介するのは、西伊豆松崎町にあります伊那下神社。
平安時代に創建されたといわれる、松崎町のほぼ中央にある牛原山のふもとにある神社です。静かで、とても落ち着いた場所です。

牛原山は古くから神霊の宿る聖域としてあがめられている山で、この山から湧き水が境内で汲むことができます。 「明神水」と呼ばれ、長生きが出来ると伝承されています。
境内内で汲むことが出来るので、一度口にしていただきたい伊豆の湧き水のひとつです。

湧き水と並んで有名なのが、樹齢約1000年と言われるいちょうの樹です。
県指定の天然記念物にもなっています。境内にある小振りの連理のいちょうと合わせて「親子いちょう」として有名です。

実際目にすると、静かに立ついちょうの樹の存在感はすごく、圧巻されるものでした。

私が行ったときは、いちょうの青葉が綺麗な季節でしたが、黄色に色付く季節にまた行ってみたいものです。
また違った景色を見せて、楽しませてくれるのだろうと思います。
アルカナイズにお越しの際に、少し足を伸ばして訪れてみてはいかがですか。

キュイジニエKon

湯ヶ島の朝

2013.8.7

暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか。
アルカナ イズのございます湯ヶ島も夏の日差しに負けじとセミが力強く鳴いております。

先日、朝の心地よい風に誘われて早朝散歩にお出かけ。
まだ、天城の虫たちも起きぬ時間帯に狩野川沿いを歩きに行きました。

太陽が出始めたばかりで、鳥や天城の山の木々の目覚めを感じる神秘的な時間帯。
一日が始まるパワーが溢れておりました。

日中のお散歩は気が引けますが、こんな一日の始まりも良いものですね。
軽く一時間のお散歩の後は、湯ヶ島温泉で朝風呂なんていかがでしょうか・・・。

Butler Tur

伊豆最大級の名瀑

2013.8.1

この間、浄蓮の滝に行ってきました!

浄蓮の滝は玄武岩の岩石を幅7メートル高さ25メートルに渡り流れ落ちていて、日本の滝百選のひとつでもあります。

周囲には日本では伊豆半島と熊本県にのみ自生が確認されている【ハイコモチシダ】(ジョウレンシダともいう)の群生地があり、静岡県指定の天然記念物にもなっているようです。

夏の暑い日でも、滝の周辺はひんやりとして汗がすぅっと引いていく感じです。
マイナスイオンもたっぷりで気持ちが良いです。

入口の近くに並んでいるお店にわさびソフトがあり、それがとても美味しいです!
わさびソフトは二種類あるのですが、私はわさびが練り込んであるタイプをオススメします。

湯ヶ島にはこのように自然を楽しめる場所がたくさんあります。
アルカナにいらっしゃった際には、湯ヶ島の自然を堪能しにお出かけされてみてはいかがでしょうか?

新米Butler A

はじめまして!

2013.6.23

四月より新しくarcana izu の仲間に加わりました、新人の廣瀬と申します。
よろしくお願い致します。

伊豆・天城湯ヶ島にあるarcana izu
ここには、五感を刺激する究極の癒しがたくさんございます。

湯ヶ島の雄大な自然、美食フレンチ、天然温泉、そして今月は湯ヶ島で生まれ育ったホタルたちにも出会えるなど、様々な喜びや楽しみが待ちうけております。

五感を通して感動や癒しを味わう旅。
是非一度 arcana izu に足をお運び下さいませ。

新米キュイジニエHiro

出会い橋という場所

2013.6.17

6月となり夏もすぐ目前となったこの時期は、伊豆では毎年お馴染みのホタル祭りの時期となります。

「出会い橋」 アルカナ イズからも程近い、ホタル祭りが開催されている場所です。 
写真は昼間見た景色ですが、夜になるとホタルの光によって、幻想的な景色になるのです。

ホタルというのは自分の生まれた場所を記憶している生き物です。
生まれた場所で育ったホタルは、脳に癒し効果があるとされる自然光を発します。
このホタルによる癒し効果は、川のせせらぎや木々が風に揺れる音等と同じ効果を私たちに与えてくれるのです。

静かな場所で癒されたい、のんびり過ごしたいという方には、アルカナ イズ、そしてホタル祭りがピッタリですね!

出会い橋は、昼間の散歩にもオススメの場所ですが、今の時期は暗くなってからも楽しめるので、二度楽しめる場所となっております。 アルカナ イズにお越しの際は、足を運んでみてはいかがですか?

キュイジニエKon

ホタルの舞いがピーク

2013.6.14

今見ごろを迎えているホタル。

湯ヶ島のホタル祭りは21時ごろまでとなっておりますが、ホタルの飛び交う時間帯があるのはご存知ですか??

その時間は一日に3回あるようです。
アルカナイズでのご滞在スタイルと合わせてご紹介させていただきます。

●一回目は20時前後。
早い時間にご夕食をお召し上がりになる方は、ちょうど食後のお散歩がてら
お祭り会場まで歩かれると良いお時間です。
または、お食事前の腹ごしらえ。
ホタルの幻想的なひと時をお楽しみいただき、アルカナディナー♪

●二回目は23時ごろ。
ゆっくりお食事をお楽しみいただき一息ついたころ。
お祭り会場まで行かれる方はかなり暗いのでお気をつけください。
日にちによっては、貸しきりでホタルとの空間をお楽しみいただけます。

●三回目は夜中2時。
一眠りした後の夜中の温泉。
目の前に流れる狩野川の岸辺にほんのり光るホタルと出会えるかも!?
シンとした静けさのなか、心の洗濯が出来る瞬間です。

さて、皆様はどのお時間のホタルにお会いになりますか??

Butler Tur

ゲンジホタル

2013.6.11

だんだん夏らしい気候になって来ましたね。
雨の降らない梅雨のままですが、台風が近づいているようです。

今日はゲンジホタルについてちょっと詳しい豆知識をご紹介!

日本で「ホタル」といえば「ゲンジホタル」。
いろいろと種類がある中で指すことが多く、もっとも親しまれているホタルです。 成虫の体長は15mm前後の日本に生息しているホタルの中では大型の種類です。 体色は黒色、前胸部の左右がピンク色をしていて中央に十字架形の黒い模様があります。

オスとメスを比較するとメスのほうが体が大きく、ご存知のとおり夜行性で夜に活動し暗い中に一粒の小さな光を灯します。
ホタルが光るのは、他のホタルとコミュニケーションをはかり、オスとメスが出会い子孫を残すため。
交尾を終えたメスは川岸の木や石に生えたコケの中に産卵します。

実は卵の中でも幼虫が光るんです!幼虫はカワニナを食べて栄養を蓄えますが成虫になると幼虫時代に摂った栄養分で活動して水分を取るのみ。 成虫でいる期間は2~3週間ほどという短い命、最後まで一生懸命生きています。

次に名前の由来ですが、ゲンジホタルの名前には三つの由来があり、腹部が発光する(光る)ことを、「源氏物語」の主役光源氏にかけたことが由来という説、平家打倒の夢破れ、無念の最期を遂げた源頼政の思いが夜空に高く飛び舞う蛍に喩えられた説、平家に破れた源頼政が亡霊になり蛍となって戦うと言う伝説からきているそうです。

今年は例年と比べて多くのホタルが飛び、見に来た人を楽しませています。
アルカナにお越しいただいた際にはぜひ天城ホタル祭りに足を運んでみてはいかかですか?

新米キュイジニエK

天城の風物詩

2013.6.8

今年もホタルの季節になりましたね。

天城湯ヶ島では6月1日から狩野川に架かる出会い橋付近で「天城ホタル祭り」が開催されています。
先日私も地域ボランティアとしてお手伝いに行ってきました!

天城ほたる祭りでは、たくさんのホタルグッズを売っていて、その売り上げは来年のホタルの育成のために役立てるそうです。

天城の蛍は、子供たちをはじめとして地域みんなが協力をして愛情こめて育てられています。
天城では、ゲンジホタルとヘイケホタルの2種類を見ることができますが、それぞれ見れる時期が異なり6月にはゲンジ、7月にはヘイケが綺麗な光を放ってくれます。

今年はここ数年でいちばんのアタリ年らしく、すでにたくさんの方々がホタルを見にいらっしゃっています。
天城ほたる祭りは7月7日まで開催されていますので、アルカナにお越しいただいた際には是非、ほたるを見に出かけてみてください。

新米バトラーA

アルカナのホタル

2013.6.2

今年もアルカナでホタルが見られるようになりました。

昨日、レストラン脇で見つけました。
これが明るいところで見るホタル・・・・・

ちょっと手品のタネ明かしのような気分ですが、毎年この季節になると私たちに素晴らしく幻想的な光景を見せてくれる主役たちです。

どうやら今年は5年ぶりの当たり年と予想、ということで地元天城湯ヶ島は期待に胸が膨らみワクワクしています。

そんな中、昨日6月1日からいよいよ「天城ほたる祭り」も始まりました。
昨晩、出会い橋(男橋)付近のホタル公園で見られたホタルは約70~80ほど。
のべ400人ほどの方がホタルを見にいらっしゃいました。

組合のお手伝いに出かけていた私も、たくさんの方とお話しさせていただきました。
口々に出るのは、感動・感激のお言葉。

地域のみんなで守り、育て、1年の間大切にしてきた天城のホタル達が、多くの方の心に感動を与えています。
なんだかとっても、誇らしい気持ちになりました。

天城のホタルは伊豆で一番!

アルカナのバトラーやキュイジニエ達も、地域ボランティアで交通整理や道案内のお手伝いに出ています。
天城ほたる祭りは、7月7日の七夕まで。 皆の愛情を受けて光るその姿を、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです。

Manager Nishimura

迷いボタル

2013.5.28

ここは作家・井上靖先生が子供のころに遊んだ場所です。
今は住宅地の行き止まりになっているような場所で、普段は車も人もこないような所です。
関東平野から越してきた私は、ここで生まれて初めてホタルを見ました。

ほたる祭りの会場ほどではないものの、数匹のホタルがゆらゆらしながら川の上を行ったり来たりしていました。照明を落として窓を開けていると家の中まで入ってきたこともありました。

こんな光景をこの土地に暮らした人たちはずっと見てきたのだなと思い、子供の時にこの光景を体験できたからこそ文豪のふるさと、文学の郷にここ天城湯ヶ島は成り得たのだと思います。

目を閉じて想像してください。

たくさんのホタルでなくていいです。

湯船につかりながらただ一匹のホタルが目の前をゆらゆら飛んでいく光景を・・・
素敵な光との出会いがあることを祈りつつ、ここアルカナでお待ちしております。

Butler makoto

ホタルの豆知識

2013.5.25

天城の気候は昼間が暖かく、夜は涼しい・・・ホタルたちの成長を見守るかの如く過ごしやすい、今日この頃。
天城ほたる祭り の準備も着々と進んでおります。

本日はちょっとした豆知識のご紹介。

日本国内だけでも50種類以上が確認されていると言われているホタルですが、すべての種類が光るわけでは無い、とご存知でしたか? 
種類によっては光らなかったり、光っても余り目立たないものが多いそうなのです。

多くの種類がいるなかで日本の代表種といえば、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種です。
天城ではゲンジボタル・ヘイケボタルが多く観られます。

発光の仕組みはホタルが持つ発光細胞内にある「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」が酸素と作用して発行が起こります。 これは完全な冷光、熱を伴わない発光現象のことです。

ホタルは幼虫や蛹(さなぎ)の段階でも発光しています。 ですがその時は明滅せず、成虫は明滅し光り方は種類によって異なるそうです。
確かに夏の初め頃に始めに出てくる「ゲンジ」と、その後に出てくる「ヘイケ」では光り方や色が違います。

意外にも、発光するホタルはゲンジ、ヘイケを含む数種に限られるようです!
近くではすでに数匹のホタルが確認されました。 今年は早いです。 ぜひアルカナにお泊りの際にはホタルを見にお出かけください。

キュイジニエNANA

間もなく・・・・大変身☆

2013.5.21

この生き物、何か分かりますか?

これは夏の夜に舞う光り、ほたるの幼虫です。
これからの時期湯ヶ島の夜を美しく彩るほたるですが、飛び立つ前は、なんとも…な姿をしています。
この幼虫は、arcanaの近くにある小学校で1年間子供たちに飼育されていました。

大きく育てられた幼虫は川に放され、蛹から成虫の蛍へと大変身を遂げるのです。

幼虫は4月頃の雨の夜に、川底から這い上がり柔らかな土の中で蛹になります。
そして祭りの舞台へ上がる日を今か今かと待ちわびているのです。

蛍のそばに写っているのが、幼虫のお食事の後のカワニナです。
成虫になるまでの間に一匹の蛍の幼虫が食べるカワニナの数はなんと20匹から30匹前後。
食欲旺盛な幼虫に反して、成虫になってからの約2週間は基本的に何も食べずに幼虫時代に蓄えた栄養で過ごすそうです。

富士山と天城山に見守られた自然豊かな湯ヶ島。
ひょっとするとお部屋のすぐそばまで遊びに来るかも知れませんよ。

ここ湯ヶ島で小学生達の愛情をたっぷりと注がれ育った蛍たち。
初夏の夜空に舞う姿を見に来てみませんか?

Butler S

三島大社の金木犀

2013.5.15

テレビのお散歩番組で三島大社の金木犀が国の天然記念物だと紹介されていました。

三島出身の私ですが、「そうなの?」と、今頃知りました。
すごくいい香りの記憶はあったのですが・・・

金木犀の香りをデセールに使おうと思っていたので、さっそく見に行ってみることにしました。
残念ながら花が咲くのは9月上旬と下旬の2回だそうで、この時期に花は無かったです。

樹齢は1200年を数える日本有数のもので大社の神木です。
根回り約3m、高さ地上約1mのところで2大枝幹に分かれ、先は地面に届くほど垂れています。
ホントにすごいです!!見る価値アリです。 そしてあのすごい芳香もぜひ・・・。
デセールには花の時期にあわせて9月からの秋メニューで金木犀を取り入れようと考えています。

秋の楽しみもできましたが、まずはこの夏にも楽しみが控えています。
初夏に入る6月は三島から伊豆全土にかけて、各地でホタル祭りが開催されます。
アルカナ近くの出会い橋、ホタル公園で見るたくさんのホタルの舞は幻想的で感動です!

様々な季節の風物詩から自然の移ろいを感じて、アルカナのご滞在を楽しんでいただきたいです。

パティシエMi

伊豆の清流

2013.5.12

GWも終わり皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日はスタッフ数人とお世話になっている山葵(わさび)生産者を訪ねて来ました。 山葵棚は源泉近くの清らかな渓流の両脇に位置しています。 
山葵にとっては澄んだ水は欠かせません。

生産者の話を聞くと山葵栽培は私達が想像している以上に奥が深く、繊細で気苦労も絶えないとのこと。 
並大抵な作業ではまかなえない仕事だと知らされました。
ここの農家の山葵は品質にこだわり、品種改良された苗を使っての大量生産は一切せず、サイズは小さいながらも最高級の山葵を作っています。

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採りたての生山葵を試食させてもらいましたが、根はもちろんのこと茎も葉も、噛んで鼻に抜ける豊かな香りには脱帽です。

生産者の苦労も去ることながら全ての源は伊豆の清流のおかげです。 新鮮な飲水はもちろんのこと、香り豊かな山葵、みずみずしいクレソンや風味豊かな鮎やヤマメ。
来月には天城ならではの「ほたる祭り」も開催されます。 これも全て清らかな水があるからこそです。

伊豆の清流に感謝!

シニアソムリエK

天城の大あまご

2013.5.6

アルカナ イズに美味しいアマゴを分けて下さっている、下山養魚場へ見学に行って来ました。

紅姫あまご(天城の大あまご)を育てている下山さんはもともとわさび農家さんで、上流にはわさび田、その下に小さなあまご、またその下に大きなあまご、と数段に分けて育てておられます。

天然のあまごは、川の最上流部に棲息し、その美しい姿は『清流の女王』と称されます。
きれいな水でしか生きられないので身に臭みはなく、大型化する種なので適度に脂がのっており、刺身で食するのがオススメだそうです。
さすがにアルカナ イズではわさび醤油で刺身とはいかないのですが、刺身でも美味しいあまごの味を大切にアルカナ イズ流に調理してお出ししています。

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アルカナ イズからは車で20分位、途中から車一台がやっとの、細い山道を登って行く場所にあります。
天城が育む美味しい食材のひとつです。

キュイジニエNao

伊豆最南端にいってきました

2013.4.12

山桜が満開のころ、伊豆ドライブに行ってきました。

自宅のある中伊豆から西伊豆へ抜け、海岸線を南下。
途中、小さな漁港に立ち寄ったりと寄り道をしながら、目指すは「石廊崎」。

あまりパッと頭に浮かばないスポットですが、気象情報で耳にされたことのある方は多いはず。

石廊崎は伊豆最南端に位置する大きく突き出た岸壁です。

実は中学生のころ、伊豆に住む友人宅を訪ねたときに「石廊崎ジャングルパーク」に行った記憶があります。
※残念ながらジャングルパークは閉園していました。

灯台と岩場しかないところですが、まさにサスペンスの舞台。
岩に打ち寄せる波しぶきが豪快です。

ジオパークにも認定された噴火によってできた伊豆の大地。
自然の力強さを感じさせてくれる場所です。

これからは伊豆ドライブが気持ちいい季節がやってきます。
アルカナにお泊りの際は、ぜひ一度、石廊崎にも足を運んでみてください。

春を告げる花

2013.3.26

春真っ盛り。

桜も最前線の今日この頃ですが、実は桜より早く春を告げてくれる花があります。
梅と並びいち早く咲きほこるのがミツマタの花です。只今、アルカナの敷地はミツマタが満開。

ミツマタは三枝、もしくは三又と書きますが、これは枝先が常に三つに分かれて育つからです。

桜ほど派手な出で立ちはありませんがアイボリーカラーの花はまるで初々しい少女の様で私の好きな花のひとつです。

このミツマタは明治時代から和紙の原料にもされていて、現在使われている紙幣の原料も大半がこのミツマタだそうです。手漉き和紙の障子などを見るとこの花が思い浮かぶのは私だけでしょうか?

天城は新緑の季節を迎えます。
まだ蕾の花もこれから様々な色合いに咲きほこることでしょう。
緑をキャンバスに描かれる花のアートを是非見にいらして下さい。

Senior Sommelier KI

伊豆の風景

2013.3.24

今日紹介するのは東伊豆の大室山です。

といっても、私も前々から知っていたわけではなく、先日たまたま発見をした観光スポットです。
車を走らせていると目の前に異様な雰囲気の山が…。
凄い大きいわけでもなくしかも丸坊主、興味をひかれとりあえずふもとまで、となったのが始まりでした。

大室山は標高580mの火山、伊東市のシンボル的な存在で国の天然記念物にもなっており、丸坊主だったのは1年に1度行われる山焼きイベントのすぐあとだったからでした。

リフトで山頂まで行くことでき、火口のまわりをぐるっと一周歩くことができます。
360度の大パノラマは見ごたえがあり、これから桜が見頃になるとふもとの桜の里では「桜の里祭り」なるものが開かれるらしいです。

伊豆にはまだまだ面白いところがたくさんあるんだなぁと感じた1日でした。

butler RYO

毎年恒例の桜

2013.2.27

私が伊豆・天城湯ヶ島の地に来て、今年で6回目の春を迎えます。

そんな僕の恒例行事の一つが河津桜まつり。
早咲きの桜を毎年見に行っています。

今年も先週行ってきましたが、寒波の影響もあってか開花は遅めで、その時は3~4分咲きでした。 
満開時期は3月頭位の予想だそうです。

まだまだ寒いですが、暖かくなる頃には満開の桜の下でおいしいお弁当でもほう張りたいですね。

キュイジニエNANA

ふきのとう、収穫

2013.2.18

いよいよ収穫の時を迎えました。
大きく膨らんで食べ頃のサイズになってくれました。

今年初のアルカナふきのとう、どなたが召し上がるのか楽しみです。
まだいくつか、これから大きくなりそうなものも見つけましたので収穫出来次第で随時シェフのもとへお届けします。

もしも出会えたら、その特別な味と香りをお楽しみください。

butler makoto

アルカナの春

2013.2.11

2月に入り、少しずつですが暖かくなってきた湯ヶ島です。そんな中、アルカナにも春が顔を出し始めました。

玄関の真ん中で立派に育つ、鹿児島梅。

小さな愛らしい赤い花が、ちらほら咲き始めました。
このコ、夜はライトアップされてとても美しく幻想的なんです。
私はこの景色が大好きです。

アルカナから少し離れた場所にある河津桜ももうすぐ見頃を迎えます。
私をはじめ、スタッフ皆もお気に入りの春。
是非、アルカナの「春」に会いに来てくださいね。

Butler Kana

ふきのとう

2013.2.5

あの苦みがたまらなく好きで、毎年この時期下ばかり見て歩いています。
だいたいいつもあの辺りから・・・

それはこのアルカナの敷地内誰にも言わない秘密の場所。。。

見つけたらシェフへお届けします。 出会えたらラッキー。

ほんの数日、 

春を告げる贈り物。

Butler makoto

寒桜

2013.2.2

毎日寒い日が続きますが、もうすでに開花しているのです。

寒桜。
これこそ春一番という感じですね。写真に撮ったこの場所は白浜桜の里展望台という場所です。

先日、爪木崎でやっている水仙祭りに行こうと思い下田に向かって車を走らせていたら、『桜咲いています』という看板を見つけて思わず立ち寄ってしまいました。

畑に霜がおりたり雪が降ったりして、寒い毎日冬ということを実感していますが、こうやって桜を見るだけでもうすぐ春だなと思えます。
寒さに耐えて、土の中で頑張ってキレイな花を咲かせるんですね。儚いけれど力強いその姿は凛としていて、寒いと体を縮こまらせている私にとっては頭の下がるような思いです。

アルカナイズの桜はまだまだ蕾ですが、開花に向けて少しずつパワーを蓄えてキレイな花を咲かせて欲しいと思います。

キュイジニエKon

石井さんと苺(メイ)ちゃんと紅ほっぺ

2013.1.28

苺の美味しい季節です。

アルカナに旬の薫りを届けてくれるのは三島で苺農園を営む石井さん。

もうすっかりお馴染みの「イチゴの達人」です。

アルカナでもディナーコース「神秘」のデザートでこの苺をお愉しみ頂いております。

さて、石井さんと一緒に紅ほっぺを全国へアピールしている広報担当の女の子がいるのはご存知でしょうか?

この方、石井苺(メイ)さんです。

静岡の優れた食を全国に知ってもらおう!と始まった「静岡もえしょくプロジェクト」で誕生した石井家の看板娘です。

育てたイチゴで作ったジャムやジェラート、お菓子などの販売も手掛ける石井さんの相棒としてすっかり人気者になりました。

都内某所で行われるイベントでは、一緒に写真を撮りたい!と行列が出来るほどとか。

一口にイチゴの販売と言っても、いろんな方法があるんですね。

勉強になります。

「僕はただの”百姓”で終わりたくはないんですよ。
どうせやるなら”百笑(ひゃくしょう)”でいたいんです。」

そう仰る石井さんの笑顔が印象的でした。

butler C

パン祖のパン

2013.1.26

皆様、こんにちは。
バトラーのtomoで す。

今回のブログの内容は、名所ではなく私の地元が誇る食べ物をご紹介します。

ご紹介しますのは【パン祖のパン】です。

パンといっても普通のパンとは全然違うんです!! ものすごく硬いんです!!

実はこのパン、初めて作られたのが江戸時代の天保13(1842)年に作られているんです。

このパンを職人に作らせた人物は私のブログで何回も登場している【江川太郎左衛門】なんですね。ですので、『パン祖』 とパン業界の人たちには呼ばれているようなんです。

見た目は普通のパンなんですが、兵糧パンとして作られているので水分が少なく、日持ちするように作られている ので冒頭に書いたように石のようにものすごく硬く、大げさな話ではなく歯が折れてしまうのではないかと言うぐらいの硬さです。 召し上がる際には小さく砕いたり、スープに浸して食べることが勧められています。

私が小学生の時には給食で出る事もあった思い出の食べ物です。 ご興味のある方は反射炉前の売店で販売もされています。 アルカナにご来館される前、ご来館後に立ち寄られてお土産にご購入されてはいかがでしょうか??

Butler tomo

桜の葉

2013.1.20

年明けの1月くらいから、伊豆南部の直売所などで桜の葉の塩漬けが見られるようになります。
そうです。桜餅を包んでいる少し塩分のある、あの桜の葉です。

桜餅に使われる葉は「大島桜」という品種の葉で、葉の裏にうぶ毛がないので、食用に向いているのだそうです。

桜の葉は毎年5月下旬頃から摘み取られ、サイズごとに50枚ずつ束ねられ半年以上塩漬けされた後出荷されます。つまり、昨年摘み取られた桜の葉がちょうど今くらいに市場に出てくるのです。

実はこの塩漬けの桜の葉、伊豆半島の南西にあたる松崎町とその南に隣接する南伊豆町だけで、全国の消費量のほぼ100%を出荷する伊豆の特産品なのです!!

特産品になった理由は、大島桜に適した温暖な気候ということもありますが、なぜか、この地域で生育された桜の葉でないと、あの独特の香りが十分に出てこないからなのだそうです。

数少ない100%国内自給農産品の一つです。
これから桜餅を食べるときは桜の葉の香りに「伊豆」を感じてみてください。

Butler yu

1番早い花

2012.12.26

この季節になると葉は落ちて草は枯れ、季節を間違えた花がちらほら程度で、一見すると寂しさも感じる庭になりつつあるアルカナです。

早朝にはあまりの寒さに霜は降り、シャクナゲの葉は凍っています。

・・・なのに、なぜこの時期を選んで咲こうとするのか、 水仙。。。

この辺りでは須崎半島、爪木崎の野水仙が有名で12月20日から1月31日まで水仙祭りが開催されています。

毎年忙しいお正月を終えると、家族で水仙の香りを楽しみに出かけて行きます。 
寒くて強い海風を受けて、ふるえながらみんなで歩くのが1年の始まりです。 300万本もある野生の水仙の最初の花は南の島から流れ着いた球根だったなんて話もあるみたいです。

アルカナの水仙はと言うと、まだまだ赤ちゃんですね。

Butler makoto

湯ヶ島

2012.12.9

しろばんばが町をふわふわと飛ぶようになり、季節はすっかり冬です。
天気の良い日の昼間はまだ暖かいですが、朝晩は特に冷え込みが激しくなりました。

よく晴れた日、私は久しぶりに天城さくらの里公園に行ってきました。ここは湯ヶ島にある弘道寺の裏にあたる場所でアルカナイズからも比較的近い場所にあります。公園、というよりは、小さな山という感じですが広々としていて気持ちの良いところです。

写真をご覧の通り、晴れた日には湯ヶ島の町と富士山が一緒に見られる場所です。周りよりも少し高くなっているので、町を見下ろしながら遠くまで見ることができ、天気の良い日は本当に気持ちが良いです。
名前にも入っているように、桜の木が山の表面に何本も植えてあり、春にはまた違った美しい風景が見られます。湯ヶ島のオススメスポットのひとつです。

私は生まれも育ちもここ、湯ヶ島です。自然が多くて地域の人々が温かい、故郷といえるこの場所が好きです。

アルカナイズに訪れた方々からも部屋からの景色がキレイや、空気がおいしい、などそんな言葉を頂くと改めてこの湯ヶ島を実感します。
私にとっては、この場所が普通で、当たり前といえる生活を送ってきたので、前までは特に気にしたことはありませんでした。気付くこともできませんでした。
しかし最近では、ゲストの方の言葉で気付かされることも多くあります。気付かせてくれたゲストの方に感謝すると共に、さらにこの場所を好きになれます。

これからも、伊豆を訪れた方に良い場所だなと思ってもらえたら嬉しいです。

キュイジニエKon

大美伊豆牧場

2012.11.29

皆様、こんにちは。
バトラーのtomoです。

今回のブログの内容は、地元にございます牧場、「大美伊豆牧場」からお届けいたします。

この大美伊豆牧場は、私が以前ご紹介した『反射炉』から車で20分程山道を登った場所にございます。

実はこの牧場で採られている牛乳なんですが、アルカナのご朝食で提供させていただいている牛乳なんです。
とても濃厚で美味しい牛乳なのでアルカナにお泊りの際には是非お召し上がりください!!

そして、牛乳以外にもお勧めしたいものがございます。
そのお勧めしたいものとは・・・
美味しい牛乳から造られた「ソフトクリーム」です。
とても濃厚な味わいで、口当たりもまろやか!!
程よい甘さの中に、牛乳の旨みがたっぷり!!
このアイスクリームを味わいに、ドライブしながら牧場まで行くことも私はございます。

牧場まで行かないと味わえないのかと思われた方のために朗報です!!
このアイスクリームなんですが、反射炉の売店にも売っていますし、伊豆箱根鉄道の伊豆仁田駅のすぐ傍には直売所もございます。

アルカナにご来館される前、ご来館後、美味しいアイスクリームを味わいに足を運んでみてはいかがでしょうか??

Butler tomo

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