投稿者: arcanaizu

生産者の心

2013.7.6

先日、富士宮の農家にお邪魔しました。無農薬にこだわる生産者です。

初めに驚いたのは作物が元気なのは当たり前ですが雑草まで元気なのです。
普通の畑を見慣れている者にはまるで荒れ果てた土地にも見えますが、無農薬だけにかえって雑草が作物を守ってくれてるのです。
ここの生産者が無農薬栽培を始めたきっかけが意外でした。

ご自分の飼っているウサギに農薬の付いた餌は与えたくない。その一心で人参の栽培を自己流で始めたのが始まりだそうです。

栽培するにあたっては過保護にせず伸び伸びと育てること。反面で大変なご苦労も垣間見えました。
ご自分の育て上げた野菜について愛情を込めて語っていた生産者がとても印象的です。

この愛情のこもった野菜を使えること、またそれを提供できること。 こんな幸せなことはありません。

Senior Sommelier KI

出逢い

2013.7.2

日に日に暑くなり本格的な夏の到来を感じる季節になりました。

アルカナのお庭では紫陽花の花が春の終わりと夏の訪れを感じさせてくれます。

梅雨の時期、雨の中で美しく映える藍色の花びらは何ともいえない魅力があり、此の花との出逢いが、忙しい日々にひと時の安らぎを与えてくれるかのようでした。

アルカナのお庭には四季折々様々な植物が鮮やかにその季節を彩り、私たちを愉しませてくれます。
アルカナ イズにお越しの際にはお庭の植物にも少しだけ意識を傾けてみてください。

きっと素晴らしい出逢いが皆様をお待ちしております。

butler RYO

もうすぐ終わります

2013.6.29

フランスからほんの一時期しか入らない貴重な山菜、アスパラソバージュが最終入荷となってしまいました。

アルカナ イズではメインのお肉料理に茹でて添えています。
「アスパラソバージュ」アスパラと名前がついているのですが、アスパラと同じユリ科ではあるのですが、オルニソガラム属で異なる食材になるようです。 
味は、淡白でクセがなく、少し粘り気があり微かな苦味があり、おいしいです。

さてそんな食材と共に、天城ほたる祭りも7月7日に終わってしまいます。
アルカナ イズで初夏の名残をたのしんでみてはいかがでしょうか?本格的な夏がやってきますね!

キュイジニエNao

今宵、ホタル浴。

2013.6.26

昨夜の雨で空気中のゴミはキレイに洗い流され、とてもすっきりと冴えわたる夜空です。
ある部屋の露天風呂に浸かり、星空を眺めていました。
日中は木漏れ日の降り注ぐ、私の大好きなお部屋。
枝と枝の間から覗く星がひときわ輝いて見えました。
丁度、頭上に見えるあの明るい星はうしかい座の一等星だと聞いたことがあります。

ただぼーっと、何もせず温泉に浸かり星空を眺める・・・
なんて贅沢な時間でしょう。

そのとき、すーっと一筋の光が視界を横切りました。

・・・ん?

流れ星!?

・・・

いえいえ、今の季節だけのあの光です。
真っ暗な川を見下ろすと・・・
川面を舞うほのかな灯りが幻想的。
一匹、空高く私たちの元へ遊びに来てくれたようです。

こんなロマンティックな夜、大切なあの人とアルカナの夜空を眺めればきっとあなたの願いも叶うはず・・・

butler C

はじめまして!

2013.6.23

四月より新しくarcana izu の仲間に加わりました、新人の廣瀬と申します。
よろしくお願い致します。

伊豆・天城湯ヶ島にあるarcana izu
ここには、五感を刺激する究極の癒しがたくさんございます。

湯ヶ島の雄大な自然、美食フレンチ、天然温泉、そして今月は湯ヶ島で生まれ育ったホタルたちにも出会えるなど、様々な喜びや楽しみが待ちうけております。

五感を通して感動や癒しを味わう旅。
是非一度 arcana izu に足をお運び下さいませ。

新米キュイジニエHiro

土肥の白枇杷

2013.6.20

この時期スーパーには濃い黄色をした枇杷がずらっと並んでいますね。
そんな中、お店には並ばない「幻の枇杷」と呼ばれるもがあることをご存知でしょうか。
伊豆市土肥地区の特産品「白枇杷」です。

特産品というと、全国各地の同じような風土のところにあったりするものですが、この白枇杷は日本でここ土肥にしかない、とても希少な特産品です。

「白枇杷」といっても真っ白な枇杷ではありません。
並べてみればわかりやすいのですが、普通の枇杷に比べて皮も実も色が薄いのです。
それが「白枇杷」と呼ばれる理由ですが、果実が小さく保存期間も短いため生産農家が少なく、残念ながらほとんど出回らない品種です。
しかし甘味がしっかりしているため極上品とされ天皇への献上品にもなっていました。
たしかに普通の枇杷に比べて水分が少ない分、味がはっきりしています。

何でも、明治の初期に中国から持ち帰った種から栽培が始まり、出荷されるまでになっていたものが、半世紀前の伊勢湾台風で壊滅状態になってしまったのだそうです。
近年この高級品を復興しようと、少しずつ生産農家が増えてきてはいるものの、人気が先行して現在は生産が追いつかないまでになっているのだとか。

ちょうど今頃なら土肥の八百屋さんでこの白枇杷を入手することができます。
また地元では白枇杷を使ったワインや普通種の枇杷のジャムなども売られています。
アルカナに来られたついでに、季節限定のレアなお土産としていかがでしょう。

Butler Y

出会い橋という場所

2013.6.17

6月となり夏もすぐ目前となったこの時期は、伊豆では毎年お馴染みのホタル祭りの時期となります。

「出会い橋」 アルカナ イズからも程近い、ホタル祭りが開催されている場所です。 
写真は昼間見た景色ですが、夜になるとホタルの光によって、幻想的な景色になるのです。

ホタルというのは自分の生まれた場所を記憶している生き物です。
生まれた場所で育ったホタルは、脳に癒し効果があるとされる自然光を発します。
このホタルによる癒し効果は、川のせせらぎや木々が風に揺れる音等と同じ効果を私たちに与えてくれるのです。

静かな場所で癒されたい、のんびり過ごしたいという方には、アルカナ イズ、そしてホタル祭りがピッタリですね!

出会い橋は、昼間の散歩にもオススメの場所ですが、今の時期は暗くなってからも楽しめるので、二度楽しめる場所となっております。 アルカナ イズにお越しの際は、足を運んでみてはいかがですか?

キュイジニエKon

ホタルの舞いがピーク

2013.6.14

今見ごろを迎えているホタル。

湯ヶ島のホタル祭りは21時ごろまでとなっておりますが、ホタルの飛び交う時間帯があるのはご存知ですか??

その時間は一日に3回あるようです。
アルカナイズでのご滞在スタイルと合わせてご紹介させていただきます。

●一回目は20時前後。
早い時間にご夕食をお召し上がりになる方は、ちょうど食後のお散歩がてら
お祭り会場まで歩かれると良いお時間です。
または、お食事前の腹ごしらえ。
ホタルの幻想的なひと時をお楽しみいただき、アルカナディナー♪

●二回目は23時ごろ。
ゆっくりお食事をお楽しみいただき一息ついたころ。
お祭り会場まで行かれる方はかなり暗いのでお気をつけください。
日にちによっては、貸しきりでホタルとの空間をお楽しみいただけます。

●三回目は夜中2時。
一眠りした後の夜中の温泉。
目の前に流れる狩野川の岸辺にほんのり光るホタルと出会えるかも!?
シンとした静けさのなか、心の洗濯が出来る瞬間です。

さて、皆様はどのお時間のホタルにお会いになりますか??

Butler Tur

ゲンジホタル

2013.6.11

だんだん夏らしい気候になって来ましたね。
雨の降らない梅雨のままですが、台風が近づいているようです。

今日はゲンジホタルについてちょっと詳しい豆知識をご紹介!

日本で「ホタル」といえば「ゲンジホタル」。
いろいろと種類がある中で指すことが多く、もっとも親しまれているホタルです。 成虫の体長は15mm前後の日本に生息しているホタルの中では大型の種類です。 体色は黒色、前胸部の左右がピンク色をしていて中央に十字架形の黒い模様があります。

オスとメスを比較するとメスのほうが体が大きく、ご存知のとおり夜行性で夜に活動し暗い中に一粒の小さな光を灯します。
ホタルが光るのは、他のホタルとコミュニケーションをはかり、オスとメスが出会い子孫を残すため。
交尾を終えたメスは川岸の木や石に生えたコケの中に産卵します。

実は卵の中でも幼虫が光るんです!幼虫はカワニナを食べて栄養を蓄えますが成虫になると幼虫時代に摂った栄養分で活動して水分を取るのみ。 成虫でいる期間は2~3週間ほどという短い命、最後まで一生懸命生きています。

次に名前の由来ですが、ゲンジホタルの名前には三つの由来があり、腹部が発光する(光る)ことを、「源氏物語」の主役光源氏にかけたことが由来という説、平家打倒の夢破れ、無念の最期を遂げた源頼政の思いが夜空に高く飛び舞う蛍に喩えられた説、平家に破れた源頼政が亡霊になり蛍となって戦うと言う伝説からきているそうです。

今年は例年と比べて多くのホタルが飛び、見に来た人を楽しませています。
アルカナにお越しいただいた際にはぜひ天城ホタル祭りに足を運んでみてはいかかですか?

新米キュイジニエK

天城の風物詩

2013.6.8

今年もホタルの季節になりましたね。

天城湯ヶ島では6月1日から狩野川に架かる出会い橋付近で「天城ホタル祭り」が開催されています。
先日私も地域ボランティアとしてお手伝いに行ってきました!

天城ほたる祭りでは、たくさんのホタルグッズを売っていて、その売り上げは来年のホタルの育成のために役立てるそうです。

天城の蛍は、子供たちをはじめとして地域みんなが協力をして愛情こめて育てられています。
天城では、ゲンジホタルとヘイケホタルの2種類を見ることができますが、それぞれ見れる時期が異なり6月にはゲンジ、7月にはヘイケが綺麗な光を放ってくれます。

今年はここ数年でいちばんのアタリ年らしく、すでにたくさんの方々がホタルを見にいらっしゃっています。
天城ほたる祭りは7月7日まで開催されていますので、アルカナにお越しいただいた際には是非、ほたるを見に出かけてみてください。

新米バトラーA

夏野菜

2013.6.4

春メニューも早いもので今日で終わり、明日より夏メニューとなります。
毎回メニュー作りは大変ですが、今回は考えるのが非常に楽しかったです
様々な力を持った夏野菜が出てきたり、オーガニックで育てられたカラフルな野菜が取れたり、その野菜が手元に届くたびにワクワクします。

どんな物を作ろうか、どれを組み合わせよう?
スタッフから意見をもらいながら自分のフィルターにかけ、残った物を精査していく。
毎回これの繰り返しです。

2013年夏のテーマは、”刺激” です!
見た目、味、食感、プレゼンテーションなどなどどこかで刺激を感じていただけると思います。

リュミエール アルカナイズでは、新作の刺激的な料理の数々で皆様のお越しをお待ちしております。
ディナー後は、ホタルを見にお散歩に出かけられてはいかがでしょうか。

chef  yamamoto

アルカナのホタル

2013.6.2

今年もアルカナでホタルが見られるようになりました。

昨日、レストラン脇で見つけました。
これが明るいところで見るホタル・・・・・

ちょっと手品のタネ明かしのような気分ですが、毎年この季節になると私たちに素晴らしく幻想的な光景を見せてくれる主役たちです。

どうやら今年は5年ぶりの当たり年と予想、ということで地元天城湯ヶ島は期待に胸が膨らみワクワクしています。

そんな中、昨日6月1日からいよいよ「天城ほたる祭り」も始まりました。
昨晩、出会い橋(男橋)付近のホタル公園で見られたホタルは約70~80ほど。
のべ400人ほどの方がホタルを見にいらっしゃいました。

組合のお手伝いに出かけていた私も、たくさんの方とお話しさせていただきました。
口々に出るのは、感動・感激のお言葉。

地域のみんなで守り、育て、1年の間大切にしてきた天城のホタル達が、多くの方の心に感動を与えています。
なんだかとっても、誇らしい気持ちになりました。

天城のホタルは伊豆で一番!

アルカナのバトラーやキュイジニエ達も、地域ボランティアで交通整理や道案内のお手伝いに出ています。
天城ほたる祭りは、7月7日の七夕まで。 皆の愛情を受けて光るその姿を、ぜひたくさんの方にご覧いただきたいです。

Manager Nishimura

迷いボタル

2013.5.28

ここは作家・井上靖先生が子供のころに遊んだ場所です。
今は住宅地の行き止まりになっているような場所で、普段は車も人もこないような所です。
関東平野から越してきた私は、ここで生まれて初めてホタルを見ました。

ほたる祭りの会場ほどではないものの、数匹のホタルがゆらゆらしながら川の上を行ったり来たりしていました。照明を落として窓を開けていると家の中まで入ってきたこともありました。

こんな光景をこの土地に暮らした人たちはずっと見てきたのだなと思い、子供の時にこの光景を体験できたからこそ文豪のふるさと、文学の郷にここ天城湯ヶ島は成り得たのだと思います。

目を閉じて想像してください。

たくさんのホタルでなくていいです。

湯船につかりながらただ一匹のホタルが目の前をゆらゆら飛んでいく光景を・・・
素敵な光との出会いがあることを祈りつつ、ここアルカナでお待ちしております。

Butler makoto

ホタルの豆知識

2013.5.25

天城の気候は昼間が暖かく、夜は涼しい・・・ホタルたちの成長を見守るかの如く過ごしやすい、今日この頃。
天城ほたる祭り の準備も着々と進んでおります。

本日はちょっとした豆知識のご紹介。

日本国内だけでも50種類以上が確認されていると言われているホタルですが、すべての種類が光るわけでは無い、とご存知でしたか? 
種類によっては光らなかったり、光っても余り目立たないものが多いそうなのです。

多くの種類がいるなかで日本の代表種といえば、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種です。
天城ではゲンジボタル・ヘイケボタルが多く観られます。

発光の仕組みはホタルが持つ発光細胞内にある「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」が酸素と作用して発行が起こります。 これは完全な冷光、熱を伴わない発光現象のことです。

ホタルは幼虫や蛹(さなぎ)の段階でも発光しています。 ですがその時は明滅せず、成虫は明滅し光り方は種類によって異なるそうです。
確かに夏の初め頃に始めに出てくる「ゲンジ」と、その後に出てくる「ヘイケ」では光り方や色が違います。

意外にも、発光するホタルはゲンジ、ヘイケを含む数種に限られるようです!
近くではすでに数匹のホタルが確認されました。 今年は早いです。 ぜひアルカナにお泊りの際にはホタルを見にお出かけください。

キュイジニエNANA

間もなく・・・・大変身☆

2013.5.21

この生き物、何か分かりますか?

これは夏の夜に舞う光り、ほたるの幼虫です。
これからの時期湯ヶ島の夜を美しく彩るほたるですが、飛び立つ前は、なんとも…な姿をしています。
この幼虫は、arcanaの近くにある小学校で1年間子供たちに飼育されていました。

大きく育てられた幼虫は川に放され、蛹から成虫の蛍へと大変身を遂げるのです。

幼虫は4月頃の雨の夜に、川底から這い上がり柔らかな土の中で蛹になります。
そして祭りの舞台へ上がる日を今か今かと待ちわびているのです。

蛍のそばに写っているのが、幼虫のお食事の後のカワニナです。
成虫になるまでの間に一匹の蛍の幼虫が食べるカワニナの数はなんと20匹から30匹前後。
食欲旺盛な幼虫に反して、成虫になってからの約2週間は基本的に何も食べずに幼虫時代に蓄えた栄養で過ごすそうです。

富士山と天城山に見守られた自然豊かな湯ヶ島。
ひょっとするとお部屋のすぐそばまで遊びに来るかも知れませんよ。

ここ湯ヶ島で小学生達の愛情をたっぷりと注がれ育った蛍たち。
初夏の夜空に舞う姿を見に来てみませんか?

Butler S

出会い橋

2013.5.18

お天気のいい日。
お客様にはお散歩道として「出会い橋」や「湯道」をご案内しています。

この道は湯ヶ島の緑、花たちがとても美しく見られ、季節の香り、風をすぐそばで、肌で感じることが出来る場所です。
アルカナから歩いて10分。狩野川の美しい水を横目に自然の心地のいい美しさがここにはあります。

そして1年でも一番美しい時期が6月。

湯ヶ島は蛍一色となり、夜には出会い橋にて天城ほたる祭りが開催されます。
光りの苦手な蛍たちは夜、暗くなると美しい光を放ちます。
何百ものほたるたちが放つ優しい光。それはしばらく見ていても飽きません。
湯ヶ島の地域の子供たち、住民の方々、そして湯ヶ島の旅館の方々、アルカナスタッフ、みんなで勉強しながら育てた蛍。

また運が良ければアルカナの敷地内で出会える事も・・。
アルカナにいらした際には出会い橋に足を運んでみて下さいね。

Butler kana

2013.5.17

イベント間近です。
ご宿泊のお客様へのプレゼント、Ch.Trolliet☆Lafiteも無事に手元に届きました。

メ ルロー(Merlot) 60%
カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon) 15%
カベルネ・フラン(Cabernet Franc) 15%
マルベック(Malbec) 10%

自然をいかした造り、テロワールを綺麗に表現した知性ある懐深いワインです。

複雑さと柔軟性に富んだこちらのワイン、日本の食卓でも、すき焼きや魚の煮付けなどによさそう。

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Estelleも今回の滞在、日本のお客様とのふれ合いを非常に愉しみにしてます。

まだご予約承れますので、イベントへのご参加、お問い合わせお待ちしております!

Sommelier SK

三島大社の金木犀

2013.5.15

テレビのお散歩番組で三島大社の金木犀が国の天然記念物だと紹介されていました。

三島出身の私ですが、「そうなの?」と、今頃知りました。
すごくいい香りの記憶はあったのですが・・・

金木犀の香りをデセールに使おうと思っていたので、さっそく見に行ってみることにしました。
残念ながら花が咲くのは9月上旬と下旬の2回だそうで、この時期に花は無かったです。

樹齢は1200年を数える日本有数のもので大社の神木です。
根回り約3m、高さ地上約1mのところで2大枝幹に分かれ、先は地面に届くほど垂れています。
ホントにすごいです!!見る価値アリです。 そしてあのすごい芳香もぜひ・・・。
デセールには花の時期にあわせて9月からの秋メニューで金木犀を取り入れようと考えています。

秋の楽しみもできましたが、まずはこの夏にも楽しみが控えています。
初夏に入る6月は三島から伊豆全土にかけて、各地でホタル祭りが開催されます。
アルカナ近くの出会い橋、ホタル公園で見るたくさんのホタルの舞は幻想的で感動です!

様々な季節の風物詩から自然の移ろいを感じて、アルカナのご滞在を楽しんでいただきたいです。

パティシエMi

伊豆の清流

2013.5.12

GWも終わり皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日はスタッフ数人とお世話になっている山葵(わさび)生産者を訪ねて来ました。 山葵棚は源泉近くの清らかな渓流の両脇に位置しています。 
山葵にとっては澄んだ水は欠かせません。

生産者の話を聞くと山葵栽培は私達が想像している以上に奥が深く、繊細で気苦労も絶えないとのこと。 
並大抵な作業ではまかなえない仕事だと知らされました。
ここの農家の山葵は品質にこだわり、品種改良された苗を使っての大量生産は一切せず、サイズは小さいながらも最高級の山葵を作っています。

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採りたての生山葵を試食させてもらいましたが、根はもちろんのこと茎も葉も、噛んで鼻に抜ける豊かな香りには脱帽です。

生産者の苦労も去ることながら全ての源は伊豆の清流のおかげです。 新鮮な飲水はもちろんのこと、香り豊かな山葵、みずみずしいクレソンや風味豊かな鮎やヤマメ。
来月には天城ならではの「ほたる祭り」も開催されます。 これも全て清らかな水があるからこそです。

伊豆の清流に感謝!

シニアソムリエK

あま~い午後

2013.5.9

昨日は仕事が終わったあと、帰り道に寄り道してきました。

アルカナでお出ししているチーズに合う蜂蜜を求めてお邪魔したのは、地元修善寺にお店がある管野養蜂場さんです。
管野さんは蜂蜜を作るために北海道を拠点に修善寺、岐阜、東京を縦断しながら2000万匹のミツバチと共に生活をしているらしいです。

お店に並ぶ蜂蜜も季節によって変わり、この日にあったのはレンゲ、アカシカ、サクラ、タンポポ、シナ、ソバ、という豊富なはちみつ達。
すべてテイスティングをさせてもらえたのですが、それぞれの味や香りの違いがよくわかって本当に面白い!

結局選んだのは最近入荷したばかり、しかも地元で作られているサクラの蜂蜜。
今回は特別にサクラの蜜蝋もテイスティングさせていただけました。

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アルカナではご夕食時、デザート前にお好みでチーズのご追加を承っています。
今回、私の選んだ蜂蜜もチーズに合わせてご用意させて頂きますので、是非お試し下さい!

Butler Ryo

天城の大あまご

2013.5.6

アルカナ イズに美味しいアマゴを分けて下さっている、下山養魚場へ見学に行って来ました。

紅姫あまご(天城の大あまご)を育てている下山さんはもともとわさび農家さんで、上流にはわさび田、その下に小さなあまご、またその下に大きなあまご、と数段に分けて育てておられます。

天然のあまごは、川の最上流部に棲息し、その美しい姿は『清流の女王』と称されます。
きれいな水でしか生きられないので身に臭みはなく、大型化する種なので適度に脂がのっており、刺身で食するのがオススメだそうです。
さすがにアルカナ イズではわさび醤油で刺身とはいかないのですが、刺身でも美味しいあまごの味を大切にアルカナ イズ流に調理してお出ししています。

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アルカナ イズからは車で20分位、途中から車一台がやっとの、細い山道を登って行く場所にあります。
天城が育む美味しい食材のひとつです。

キュイジニエNao

『木漏れ日の部屋』

2013.5.3

どのお部屋が一番好きですか?
お客様からよくそう聞かれることがあります。

アルカナのバトラー同士でも
「私は#14がすき!」
「僕は断然10番!」
そんな話をすることも。

薫風が爽やかに頬を撫で、
春の日差しが降り注ぐ・・・
眩しくて目を細めるほどの輝く新緑に包まれた初夏の
アルカナ イズ。

全16室の中で、私が一番好きなのはここ、
「木漏れ日の部屋」です。
撮影にいらしたカメラマンさんが私の大好きな部屋の名づけ親。

このお風呂がたまらなく気持ちよいのです。

さて、今日はどなたが「木漏れ日の部屋」にお泊りでしょうか?

butler C

季節はずれの伊勢海老

2013.4.30

先日、季節はずれの伊勢海老を食べてきました。

伊勢海老というと9月の中旬から12月中旬に漁が解禁になるので、下田や南伊豆の場合、この時期に伊勢海老まつりを開催します。
伊豆だけではなく、伊勢海老漁はだいたいこのような日程だそうです。
今の時期は漁ができないので旅館や民宿では出しません。

しかし現代人は、あまりそ食べられる時期がいつかなどとは考えずに食べたいなあなどと思ってしまうある種わがままな存在。
そんなときに、いつでも食べられるお店を知っていることはちょっと便利かも知れません。

私が年に3、4回行くそのお店は南伊豆の「弓ヶ浜」という海水浴場のほぼ中央にある「青木さざえ店」というお店。

一年中、伊勢海老を食べられる数少ないお店のひとつです。
伊勢海老は刺身、鬼殻焼き、てんぷらなどで頂くことができます。

今回いただいたのは、伊勢海老の天丼と伊勢海老ラーメン。

ラーメンは小ぶりの伊勢海老が縦に半分にされたものが使われます。 伊勢海老のミソが溶け込んだ味噌仕立てなので風味を味わえる一品です。

天丼の方は大降りの伊勢海老の半身が豪快にてんぷらにされています。 伊勢海老の身を贅沢にほお張るには最適のひと品です。

アルカナからは車で1時間ほどのところ。日中だけの営業ですが、季節はずれに伊勢海老が食べたくなったらお勧めです。

Butler Yu

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自然が育むもの

2013.4.27

アルカナイズでも様々な種類を扱っている野菜。

ここで働くようになってから、興味を持ち始めて自分でも育ててみました。
種を蒔いて、芽が出て、少しずつ大きくなっていく様子を見るのは、楽しいものです。 自分で育ててみると、愛でる気持ちが生まれて、小さな芽ひとつがとても愛おしく感じることができました。

土から栄養を取り込んで、太陽の光をあびて、育つ。
当たり前だと言ったら、その一言で終ってしまうのですが、なんだか不思議ですよね。 学生の頃に習った食物連鎖。改めてそれを感じることが出来たような気がします。 自然からの恩恵をもらい、私たちは生かされているということを再確認させられました。

農家の方や調理をする方に感謝するのはもちろんですが、自然にも感謝して、食していきたいと思います。
自然の恩恵をたっぷりと頂いたおいしい野菜たち、ぜひアルカナイズでお召し上がり下さい。

キュイジニエKon

『遊園地』

2013.4.24

今、改めて聞くと少し懐かしい感じがする言葉。

ワクワク、楽しいイメージの遊園地。
最近は、朝食を食べない方も多いかと思いますが、やはり一日の元気は朝食から。

そんな朝食を楽しんでお召し上がりいただけるように、と遊園地に見立ててご用意しております。
この朝食には2つのお楽しみがあるんです。
ひとつは、朝食そのもの。
あったかいパンにスープ、自家製のハム・・・。

そしてもうひとつは、メニュー画です。

アルカナ画伯が季節ごとの新メニューに描いてくれるメニューは、料理の説明だけでなく心を和らげてくれる温かさがあります。

先日、「この絵に…」と、お客様が素敵な額を持ってきてくださいました。

その額に画伯の描いた原画を入れて、レストランの入り口に飾っています。
ぜひ、アルカナにお越しの際は原画もご覧ください。

Butler Tur

フランスの一風景 4 

2013.4.21

“Le Meurice” ル・ムーリスです。

フランスに星の数ほどあるホテルのなかでも、選び抜かれた超最高級ホテルに与えられた称号が”Palace(パラス)”。

歴史、格式、立地、サービスなどすべてにおいて他を超越したホテルだけが、その名で呼ばれます。
Le Meuriceは、1835年開業でパラスホテルの中でも最も歴史あるホテル。

ムーリスの由来は、1817年シャルル・オーギュスタン・ムーリスさんが、英国からの上流階級旅行者を泊めるために作った旅籠に端を発するそ う。

シュール・レアリズムの巨匠「サルバドール・ダリ」は、特にこのホテルとゆかりが深かったということです。

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↑ デザイナー、フィリップ・スタルクが手掛けた
エントランス

今回、この場違いなムーリスにお邪魔するきっかけとなった、私の友人のシェフ・ソムリエ。

20代の頃日本にも来たことのある彼女は、現在ル・ムーリスを代表するシェフ・ソムリエとして活躍してます。

せっかくでしたので、日本から静岡名産をいくつか持参してみました。
レストランでは日本酒も扱ってるとのことで、オリジナルの磐田市産日本酒古酒にはかなりの興味を。

提供方法にかなり工夫のある静岡の水出し茶も試してもらいましたが、「うん面白い、でも日本茶ダメなんだよね」とあっさり一蹴されました。

それでも、帰りがけにはシャンパーニュを一本持たせてくれたり。

そんな味覚も言葉もホスピタリティも鋭い彼女と共に、今回イベントを企画してみます。

ワインはもっと面白い

そんな気持ちをお届けしたいと思います。

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Sommelier S

春満喫

2013.4.19

最近は暖かい日が続いていて気持ちが良いですね。

先日、冬の間は寒くて乗れなかったバイクにまたがり、伊豆の春を感じに出かけてきました。
正直なところ、バイクの運転はあまり好きではないのです。
それでも、伊豆の暖かい気候と山道を走っている時の冷んやりした空気、車では感じる事の出来ない爽快感、と気が付けば意外にも長時間になっていました。

帰りに修善寺にあるお蕎麦屋さんで少し遅めのお昼ごはん。

アルカナスタッフに人気のある、「やまびこ」さんに行こうと思っていたのですが、定休日だったので、近くにある「ささや」さんに。 とろろそばセットを注文したのですが、量の多さにビックリ!!

普段はそれほど簡単には満腹になってくれない僕の胃袋なんですが、久々の満腹感でした。

食べ終わり、しばらくは動けないぞと思っていたら、最後にデザートのアイスまで登場!
甘い物は別腹と自分に言い聞かせなんとか完食。

心も体もリフレッシュできました。

arcana izuも皆様の心も体もリフレッシュできるオーベルジュですので、お疲れになった時には是非お越し下さいませ。

Butler Kaz

天城軍鶏

2013.4.15

狩野川に面した鶏舎で育てられている黒系軍鶏。
ひよこの時も黒系でした!

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ひよこを見るのが数十年ぶりなのに、初めて黒いひよこを見ました。 驚きでした。

簡単に地鶏の定義を。

在来種由来血液が50%以上で80日間以上飼育、平飼い
28日以降は1㎡あたり10羽以下で飼育しなければならない

天城軍鶏は、120日飼育で 1㎡辺り 8羽で平飼いしています。
飼料にもこだわりがあり、天城ワサビの葉と米、豆乳を食べています。

このように、直接生産者の方とコミニュケーションを取るのもすごく大事な事だと感じます。
食材を作る人とそれを料理し作品に変える者とのリレーションの重要性を、湯ヶ島に来て再確認しております。

ご紹介した天城軍鶏は、神秘の一皿目でお楽しみいただけます。
形を変えた2品になっています。

是非、新緑の木々薫る湯ヶ島に来てご賞味くださいませ。

chef yamamoto

伊豆最南端にいってきました

2013.4.12

山桜が満開のころ、伊豆ドライブに行ってきました。

自宅のある中伊豆から西伊豆へ抜け、海岸線を南下。
途中、小さな漁港に立ち寄ったりと寄り道をしながら、目指すは「石廊崎」。

あまりパッと頭に浮かばないスポットですが、気象情報で耳にされたことのある方は多いはず。

石廊崎は伊豆最南端に位置する大きく突き出た岸壁です。

実は中学生のころ、伊豆に住む友人宅を訪ねたときに「石廊崎ジャングルパーク」に行った記憶があります。
※残念ながらジャングルパークは閉園していました。

灯台と岩場しかないところですが、まさにサスペンスの舞台。
岩に打ち寄せる波しぶきが豪快です。

ジオパークにも認定された噴火によってできた伊豆の大地。
自然の力強さを感じさせてくれる場所です。

これからは伊豆ドライブが気持ちいい季節がやってきます。
アルカナにお泊りの際は、ぜひ一度、石廊崎にも足を運んでみてください。

輝き

2013.4.9

先日の大雨が川底を洗い流し、狩野川は一段とキラキラ輝いています。
さらに天城の新緑は、目を開けているのが辛いくらいに輝いています。

私の担当部署でも、新入社員を1人預かりました。
ニコニコ笑顔が輝いています。

 
そんな中、私自身はどうでしょうか?くすんでいませんか?

自称ピーターパンシンドロームの私は、誰にも負けないくらい輝いていたいのです。

後輩の姿を見て自分のあるべき姿を取り戻す。

日々勉強です、ありがとうございます。

Butler makoto

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