カテゴリー: キュイジニエCuisinier

「テルメいづみ園」

2015.1.10

みなさんこんにちは。
新年が始まりはや一週間がたちました。
いかがお過ごしですか?
まだまだ寒い日が続きますね。
そんな時はゆっくりと温泉に浸かって身体の芯まで温まりたいものです。

ということで、先日近くの温泉施設に行ってきました。
ここ湯ヶ島には温泉地だけあって地元の共同浴場や温泉施設が沢山あります。
今日はその中のひとつ「テルメいづみ園」をご紹介したいと思います。
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 干しシイタケ店を営んでいた夫妻が源泉を所有していたのがきっかけで、伊豆天城の温泉をもっと気軽に楽しんでほしいと、今から18年前にオープンした<源泉テルメいづみ園>。天城山麓の猫越川沿いを走り抜け、小さな橋を渡った先に、大きな木々と木造の平屋に「ゆ」の大きな飾り旗があります。

 何も足さない、何も引かない源泉100%かけ流し温泉で、湯船からは湯があふれ、無色透明の新鮮な温泉が、体の芯まで温めてくれる。露天風呂から見上げれば空と緑、鳥のさえずりが聞こえ、心までもほぐしてくれる。

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 木造建築で手入れの行き届いた館内は、清潔で気持ちがいい。持ち込み自由の休憩所では、お弁当を広げ仲間とゆっくりしていく人たちも多く、素泊まりも1人4500円からと格安で提供されています。家族水入らずで入れる貸し切り風呂もあり、穏やかな岸辺や敷地内でバーベキューをしたり、1人200円で自炊施設も利用可能です。

温泉の素晴らしさもさることながら、のんびりと、そしてリーズナブルに伊豆のひとときを楽しめる<いづみ園>は、できれば自分だけの秘湯にしたい、隠れ家的温泉施設です。

みなさんも湯ヶ島にお越しの際は是非立ち寄ってみてください。

キュイジニエ K

一年

2014.12.29

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もうすぐ2014年が終わろうとしています。

今年の4月で入社一年が過ぎました。
社会人2年生として、アルカナイズのキュイジニエとして
この一年でさまざまなお客様とお会いすることができ、
また職場のみなさんと接してきて辛いこと、楽しいことなど
沢山の経験をすることができました。
ありがとうございます。

残すところ今年もあと少し、
今年の最後に10年に一度の寒波がくるとか。

皆様、風邪をひかないように気をつけてお過ごしください。

キュイジニエKen

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聖なる夜 ~2014ノエル~

2014.12.20

料理長の山本です。
今年2014年のクリスマスメニューについてお話ししたいと思います。

今年の特選食材は、幻の高級魚”クエ”が登場致します。
山口県萩で一本釣りにされたクエは、神経抜きで処理され、適切な温度管理で熟成中、秀逸な一皿へと変身します。

続いて、平井牧場の伊豆牛フィレ肉です。
伊豆牛は、アルカナイズでは無くてはならないブランド牛で赤身が美味しく、フィレ肉は柔らかさも併せ持った最強部位です。
なかなか手に入らない伊豆牛のフィレ肉を6日間限定メニューでのみ、楽しんでいただきます。

コースの最後を飾るのは、デザートです。
今年も三島の達人”石井さんのイチゴ”。
多彩な感性を持ったパティシエが、皆様に楽しんでいただけるよう最後の最後まで調整しております。

2014年も残りわずか寒さも一段と厳しくなってきましたが、アルカナイズには24時間いつでも入れる露天風呂と温かいスタッフが待っております。
ぜひ一年の疲れを癒しにお越しくださいませ。

chef yamamoto

冬の朝食

2014.12.15

12月も半ばを迎えました。
先日ディナーメニューが冬バージョンに変わり、朝食もいよいよ新メニューになります。

アルカナのご朝食は、朝からワクワクして楽しんで貰えるように遊園地がテーマです。
観覧車をイメージした小さなグラスに可愛らしく盛り付けられた一口サイズのお料理、温かい具沢山のスープ、自家製のハムやパンなどをワンプレートでご用意します。

おどろきのご朝食、お楽しみに。

キュイジニエNANA

arcana特製シューラスク

2014.12.9

お土産に買って帰れるお菓子を販売して欲しいというお客様からのご要望が多いので、今年もご用意しました!!

今年のアルカナ土産には、何個買っても重くない!?「シューラスク」です。
ポイントはバターではなく、太白ごま油で軽く焼き上げ、それをシロップにくぐらせて低温で1日乾燥させカリカリの状態にします。

お味は3種類。

ナチュール
・パラチニットをのせてよりカリカリにしたプレーンタイプ

ノワゼット
・ヘーゼルナッツとナッツペーストでナッツのフレーバー

キュリー
・6種類のスパイスを使用したカレーのフレーバー

どれも軽いのでポイポイと食べてしまいます。

もう1つのお菓子は、ピラミッド型に焼いたフォンダンショコラです。
中が柔らかい状態で焼き上げた濃厚ショコラです。
形がくずれるため、冷凍の状態でお渡しします。
自然解凍をして、常温に戻ったところで召し上がって頂くのがBESTです。

今週末から販売開始の予定です。
是非、お土産にどうぞ!!

パティシエMi

連載、食いしん坊倶楽部 その④ 干物

2014.12.5

皆さん、うまいものを食べた時、どんな顔になってしまいますか? 食いしん坊YMです。
私は日頃から何かうまいものは無いかと探しているわけですが、車を運転している時によく目を向けてしまうものがあります。

干物という二文字です。

山海に恵まれた伊豆半島には様々なうまいものが身近にあるのですが、代表するもののひとつがこの干物です。

沼津は鯵干物生産量 全国一位ですし、熱海や伊東をはじめ、干物の町と言っても過言でないような場所が多くあります。
はっきり言って迷います。どれが一番うまいんだろう?
食すからにはよりうまく食べたい。自分が満足できる干物に出会いたい。
食いしん坊の嬉しい悩みです。

やはり原材料となる鮮魚が上質であることが絶対条件になります。加工するからと言って妥協するのは許されません。

干物は元来、保存食品として発明されたものですが、塩に漬けたり、天日で乾燥したりするうちに、魚が持っている旨みを増加、濃縮させる非常に興味深い食べ物です。
そう考えると、いかに魚の潜在能力が大切かが改めてわかります。旬の魚の魚体コンディションを見極める目、そしてそれぞれの魚の良質なうまさを最大限生かして干物へと変える職人の腕がうまさの条件です。

そこで私がぜひオススメしたい小さな店があります。
下田市外浦の ひもの 万宝です。

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主に下田港に揚がった最高の魚で、こだわりと情熱を持って手作りされた干物。
それをなんと親父さんが囲炉裏を前に、備長炭で絶妙な加減に焼いて食べさせてくれます。
こんな店はめったにありません。

香ばしい匂い、煙、音。待っている間にも 持参した白米が減っていきます。
伊勢海老(親父さんの発明)、のどぐろ、鯖、あおりいか、メヒカリ、太刀魚、、、
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そんなこんなで今日も? 干物でフルコース。

つづく

食いしん坊キュイジニエYM

伊豆でチョウザメ飼育 in arcana

2014.11.8

肌寒くなってきました、この季節。
空気が乾燥してきたためか、スタッフの間で風邪気味がちらほら。

さて今日はチョウザメについて書きたいと思います。

【食材物語】のイベントから、なんと!チョウザメを飼いはじめました。
産まれて七ヶ月の小さな赤ちゃんチョウザメです。

今は体長が5㎝くらいの大きさで、これがキャビアができるチョウザメなのかと、疑ってしまう大きさです。卵を持つチョウザメの大きさになるまでには、なんとも八年以上かかります。 

チョウザメは視力が弱く嗅覚でエサを探します。
適している水温は幅広く20~30℃までで水道水をカルキ抜きしないと飼えない魚です。
エサを食べてるチョウザメを観ているとなんだか見いってしまうこの頃です。

キュイジニエKen

感謝

2014.11.3

10月26日食材物語~秋収穫祭~を開催し、大勢のお客様にお越し頂きたくさんの笑顔を見ることが出来ました。

ご協力いただきました生産者さんは、
ひらい牧場さん、北山農園さん、増島農園さん、フジキンさんの皆様です。

それぞれ工夫を凝らしたプレゼンテーションをご用意頂き、スペシャルディナーが始まる前のレストランを眺めていると感激と同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました!

この舞台にお客様を招きいれられる喜びを感じながらお料理を提供しました。
各テーブルで見られる生産者さんとゲストとの会話、溢れる笑顔・・・
この仕事をやってて良かったと思える瞬間です。

食材物語4回目は、
2015年2月1日に決定しました!

次回は、どのような生産者さんが湯ヶ島に集まるのかご期待下さい。

ちなみにリュミエール アルカナイズのレストランには可愛いチョウザメが水槽の中を泳いでいます。
珍しいチョウザメの赤ちゃんを見にアルカナにお越しくださいませ。

Chef yamamoto

食材物語、間近です!

2014.10.24

10月26日、27日は生産者さん達とのイベントです。

イベントに向けて本日、北山農園さんからステキな野菜が届きました。
皆と手分けして仕込み開始です!

キュイジニエNANA

伊豆の国のコプリーヌ

2014.10.18

先日、伊豆の国市できのこを栽培している増島農園さんに見学させてもらいに行ってきました。

増島さんは白あわび茸、たもぎ茸、やなぎのこ、コプリーヌの4種類のきのこを栽培していらっしゃいます。
白あわび茸は現在一般的にエリンギと呼ばれる栽培きのこのことですが、先代が初めて白あわび茸の栽培に成功されたそうで、今でもあえて、こだわって当時の呼び名を使っているそうです。
たもぎ茸は見た目が黄色で、香りが一番強いそうです。
やなぎのこは、シャキシャキした食感がとてもおいしいです。

私が1番気になったコプリーヌは、日本名「ささくれヒトヨダク」別名「こけし茸」、「つくし茸」・・・
このきのこは栽培が大変で、お姫様のように手がかかるとおっしゃっていました。
そのため、日本では二件しかつくっていないそうです。

注目は抗酸化効果、美白効果があるといわれる「エルゴチオネイン」という成分を多く含んでいるそうです。今、気になるアンチエイジングです。

「デザートでつかえないか?」
「使えたらおもしろいなー」

もう頭の中を占領されてしまいました。
秋の食材物語でも何か表現したいなーと思っています。 お楽しみに!

パティシエMi

連載、食いしん坊倶楽部 その③ 深海魚

2014.10.12

皆さん、日頃どれくらいうまいものに出会えていますか?食いしん坊YMです。
今回、うまいものを求めてやって来たのは戸田漁港。

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戸田の名物といえば、何と言っても深海魚をおいて他にはありません。

駿河湾では9月半ばからトロール漁(底引き網漁)が解禁になり来年の5月までほぼ毎日深海魚の水揚げがあります。
ちなみにアルカナでお出ししているアカザエビやトロボッチなどもこの漁法で漁獲されたものです。

2500mという日本一の水深を誇り、日本に生息する魚類の約半分の種類がいると言われる駿河湾には、沢山の素晴らしい漁港があります。しかし、なぜ戸田漁港にとりわけうまい深海魚が水揚げされるのでしょうか?

今回調査を進めた結果、2つの点が結びつきました。

1つ目は、富士山の湧水が戸田沖に注いでいる事。
2つ目は、世界一深いマリアナ海溝が戸田沖に繋がっている事。

つまり、数十年間にも及ぶ滞留時間を経て様々な養分を集めた富士山の恵み水を求めて、太平洋の多種多様な魚介類、特に深海魚がマリアナ海溝にそって集まってくるのです。

そしてその深層水に含まれた豊富なプランクトンを食べ、魚達自身がうまくなるに違いありません。

では実際に戸田でどんな深海魚が漁獲されているかを知るため、私がオススメしたいのは、まず漁協直売所やスーパーを覗いてみる事です。
有名なタカアシガニは勿論、その日水揚げされたメギス、アブラゴソ、ゲホウ、ノドグロ、ユメカサゴや本エビ……
あまり馴染みのない、少し愛嬌のある姿をしためずらしい魚達が並んでいます。この時点で食いしん坊の好奇心はくすぐられっぱなしです。どんな味がするんだろう?

こうなれば後は、食すあるのみです。
戸田は小さい港町ですが、さすがうまい深海魚料理を食べられる食堂が何軒もあるので、本当に迷ってしまいます。

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刺身、揚げ、焼き、煮付け… 今日も決めきれない私はついつい食堂をはしごしてしまうのでした。
これも食いしん坊の性…

つづく

食いしん坊キュイジニエYM

料理教室

2014.10.3

皆さんこんにちは。

先日、静岡県駿東郡清水町にある静岡ガスのクッキングスタジオにて、アルカナ イズ山本料理長によるお料理教室が開催されました。
当日は私もアシスタントとして参加をさせていただきました。

お料理は「カツオのサラダ」と「富士金華豚のロースト」
アルカナ イズらしく、野菜をふんだんに使った2品です。
お野菜の扱い方やアレンジの仕方を実習しました。

生徒のみなさんも積極的に参加していただき、ご自身達で作りあげた料理の出来にも大満足で、とてもいい料理教室になりました。

今回の教室では生徒のみなさんに喜んでいただけたことが一番嬉しかったことですが、自分にとってもとても勉強になる教室となりました。

また次の機会があれば、是非参加してみてください!!

キュイジニエ K

虹の郷

2014.9.27

夜はだんだん肌寒くなり星が綺麗にみえます。

今日は修善寺にある、花と緑の公園 「虹の郷」 をちょっとご紹介します。
虹の郷は東京ドーム約5個分という広さがあり、四季によって様々な自然の様子を見せてくれます。
この時期は少しずつ木の葉が赤く染まりつつあり、秋の深まりと紅葉シーズンの訪れ近づくのを感じさせてくれます。
春にはさまざまな花が咲き、夏には新緑がふかまります。

ここの池に住んでる鯉、実は「なるほど珍百景」に出たそうなんです。 話を聞いて行ってみるとなんという光景!! ・・・活きが良いです(笑)

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修善寺に足を運んだ際にはちょっと寄り道して四季を感じてみてはいかがでしょうか?

キュイジニエKen

田中山の蜂蜜屋さん

2014.9.11

時折、 肌に触る風が寒く感じるようになりました。
秋のおとずれともに、ご縁がありまして伊豆は田中山の蜂蜜屋さんを訪ねて来ました。

畑が広がる山道を登ると、洒落た街灯が一本。
それが目印、「Beehive(ビーハイブ)」のお店です。
天然にこだわり、添加物はもちろん蜂自体にも抗生物質を使わず自然な蜜を採取しています。春は伊豆、夏は北海道で蜜を採取し、冬場はしっかりと休ませてまた春を迎えるそうです。

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直に生産者さんと話し、その思いなどを聞き、自分達なりに昇華し、伝える。
それが私たち料理人の役目だと、改めて感じることができました。

キュイジニエNANA

ケーキ屋さん巡り

2014.9.3

先日、久々に東京のケーキ屋さん巡りに行ってきました。

以前は気になるお店が出来ると割とすぐに出かけたりしていましたが、最近はあまり興味が湧かず、しかも東京は行くだけでも疲れるので、おっくうになってしまっていて久しぶりの上京です。

そういうわけですが、、、
やっぱり「おいしい」です!! 最近のケーキは凝っているものが多いなと印象です。
これはどうなの? と思う素材の組み合わせがあっても食べてみると、上手くまとめている!

さすがです。。。

勉強しなくては!!と感じる、とても刺激ある一日になりました。

パティシエMi

連載、食いしん坊倶楽部 その② メロン

2014.8.28

皆さんこんにちは、食いしん坊YMです。

うまいものを探し求め、先日は伊豆最南、南伊豆町の調査に行って参りました。

そして今回、「温泉メロン」なるものを発見しました。
「温室」ではなく「温泉」です。

なるほど、南伊豆町下加茂といえば高温の源泉が多く湧き出、街のあちこちで湯煙が立ちこめる、のどかな温泉地で知られています。しかしながら、温泉とメロンがどう結びつくのでしょうか? これは直接確かめてみなければ、食いしん坊とは言えません。

温泉街から立ちのぼる湯気を横目に車を走らせると、「さとう温泉メロン」と書かれた看板、数棟のビニールハウス、そしてここにも湯煙があがっています。

ハウスの中を覗いてみると、整然と並んだマスクメロンの木に立派な果実が実っていました。

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私は居ても立ってもいられず、直売所に入り話しを聞いてみる事にしました。

この農園では自家温泉発掘に成功し、その温泉熱を利用することで年中一定した、マスクメロンに最適な環境を作り出し、高い品質を保っています。
そして、一本の木に三個の果実をつけた後、一番良いものをひとつだけ残し、その一個のメロンを手塩にかけて育て、それぞれにつける交配日記と熟度を見極め採集されるそうです。

さらに時をさかのぼると、下加茂では大正末期からメロン栽培が始まり、その技術が日本全国に広まっていったそうです。日本メロン栽培の礎、発祥とも言うべき歴史があったのには驚きました。
しかし残念なことに、かつて下加茂に多くあったメロン農園も今日、「さとう温泉メロン」一軒のみです。貴重なメロンです。

うまいに決まっています。
これはもう、ありがたく食すしかありません。

さて、下加茂にはこのメロンを使った名物が幾つかあるのですが、さまざまなメロンの甘味を味わえる点でも、扇屋製菓をオススメします。
メロン最中、メロンソフト、メロンロール、メロンゼリー、メロンタルト….
男子一人、恥ずかしさがないわけでもありませんが…

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これはもう、全部食すしかありません。
ごちそうさまでした。

つづく

食いしん坊キュイジニエYM

沼津深海水族館

2014.8.20

皆さんこんにちは。まだまだ暑い日が続きますね。
この夏、何処かへ遊びに行きましたか?

今日は、今巷で密かに話題になっている「沼津深海水族館」を紹介したいと思います。

日本一の代名詞といえば「富士山」ですが、静岡県にはもうひとつ、そのスケールに引けを取らない「日本一」があることをご存じでしょうか?

最深部2500m「日本一深い湾、駿河湾」です。

この豊富な海洋資源と今も尚謎のベールに包まれた深海の生き物たちを展示したのがここ「沼津深海水族館」です。
深海魚といえば奇妙な姿でキモチワルイといったイメージですが、実際近くで見てみると、とても愛らしく可愛い姿をしています。
発光する魚もいたり、見たことのない姿だったりと、まさに海の神秘です。

この深海魚、実は食べてもとても美味しいのです。
水族館の近くにはこの深海魚を食べれるお店もあるので、ぜひ目で舌で深海魚を楽しんでみてください。

キュイジニエK

野菜のチカラ

2014.8.4

当レストランのスペシャリテ”大自然・伊豆の輝きの仕込みの一部です。

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旬の美味しくて安心なお野菜を下処理し、その野菜に合った味付けを施すと、様々な食感と味わいが一皿に凝縮されます。
野菜の可能性ってすごい!!と、毎日感じています。

夏メニューの神秘のコースでご提供している、フォアグラと野菜の料理に仕上げとして使用するスープも、野菜だけでよくこんなにも深みのある味わいになるもんだ、と作っていながら感心します。

日々、進化を続けるアルカナの料理。。。

そこには愛情いっぱいに育ったお野菜たちがいるから成立するのです。
野菜の美味しさをお皿に表現できるように精進していきます。

私事ですが、今年もRED U-35という料理人を発掘するコンペティションに出場しています。
今年が最後のチャレンジです!

スタッフや周りの方々に支えられながら無事1次予選を通過し、現在二次予選の真っ最中です。
色んなジャンルの同世代の料理人が参加しています。
お時間ありましたらこちらものぞいて下さい。

(外部サイト)
http://www.redu35.jp/

chef yamamoto

料理人としての喜び

2014.7.30

アルカナ イズには、いろんな食材が集まってきます。 

地元の提携農家さんが育てた珍しい野菜たち、

沼津港に水揚げされた魚・エビ・貝など新鮮な魚介類、

地元で育てられた牛・豚・軍鶏・あまご・鮎、

富士山麓で名人が採るキノコ、

ヨーロッパを中心に珍しいスパイスやフレッシュなキノコ・肉類・オマールなどなど。

上質な食材ばかりここまでそろえられるレストランはそう無いはずです。
使いたい食材があっても、手に入らないなど様々な理由でその食材を使えない、というレストランは多々あります。
そういうストレスを感じることなく、目の前にある食材がどのようにしたらおいしく提供できるのかを、日々考えながら仕事に取り組める環境は料理人にとってこれ以上ない幸せです。 

この場所で料理ができ、様々な食材とその多くの生産者さんと出会いがあり、恵まれた環境にあるキッチンで料理人として喜ばしい経験をしていることに気づき、感謝です。

キュイジニエNANA

【かき氷】登場

2014.7.23

この夏、「浴衣に着替えて、かき氷を召し上がって頂く」という、夏休みをイメージしたご滞在プランがあります。

かき氷… 何のかき氷にしようかな?と考えた末、2つに決定しましたのでご紹介いたします。

【ほうじ茶のかき氷】
あずき、よもぎのアイス、練乳、ほうじ茶のシロップ

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抹茶もおいしかったのですが、それでは普通なのでほうじ茶にしたのがポイントで、なかなかおいしいですよ。

【もものかき氷】
ももとブルーベリーのコンポート、アールグレイのアイス・プラムのソース

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旬の桃を使いたくて考えたのですが、難しかったです。
桃だけだと弱いので、プラムの強い香りとブルーベリーのプチプチした食感を加えました。
アイスはアールグレイでピーチティーのイメージです。

今年の夏、思い出つくりに是非アルカナへお越しください!

パティシエMi

〈新連載、食いしん坊倶楽部 その① しらす〉

2014.7.17

皆様はじめまして、食いしん坊YMです。よろしくお願いします。

私の生き甲斐はうまいものを探し、食すことです。
この性分で少しでもアルカナに貢献できたらな、と考えています。

先日もうまいものを求め国道1号線を走っていると、こんな看板を発見しました。

「富士山から1番近い港 田子の浦港」

ここだったのか、田子の浦!! 私のアンテナに即座に引っ掛かったのは言うまでもありません。
富士市田子の浦といえば、しらす漁で有名です。
私たちが日常的に食べるしらすは九州から東北までの太平洋沿岸が漁場で、主にカタクチイワシの稚魚です。
ここ田子の浦の特徴は一艘曳きという漁法でデリケートなしらすを傷つけることなく、船上で氷締めにしてすぐさま港まで戻り、選別された良質のしらすを短時間ですばやく水揚げしていることです。
海岸から漁船がよく見えるほど漁場が近いと言うのもポイントです。
つまり、鮮度が抜群に良いのです。

港周辺には網元直売店や食事処が数軒あり、しらす街道と名付けられていますが、私のオススメは漁協食堂です。
水揚げされるまさにその場にテーブルが並べられ、潮風に吹かれながら食べる生しらすは格別です。 私自身、今までに出会ったことのないしらすのうまさで、思わず2杯完食致しました。

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つづく・・・

食いしん坊キュイジニエ YM

伊豆の大地

2014.7.9

皆さんこんにちは。
草木が青々と生い茂り夏を感じる季節になりました。

先日、アルカナの中庭で不思議な花を見つけました。

皆さんこの花をご存知ですか?

調べてみるとこの花は「ネジレバナ」「ネジリバナ」「ねじり草」という花だそうです。
花の名前は、細長い花茎の周囲を多数のピンクの花が、螺旋階段を昇るようにねじれながら咲いていくところからきています。

ねじれについては、右巻きと左巻きのどちらにもみられます。

朝顔のように、ねじれる植物には決まった方向がある場合が多いのですがネジバナには、そんなこだわりはありません。これは、花が一方向に向けば茎が傾くので、花の方でわざとねじるように花をつけるようになったとか。

そのため、途中で方向変換してしまうものや花序がねじれないものもあります。
普段意識していなかった所に目を向けると新しい発見があるものですね。

今日は早速、このネジリバナをアルカナのスペシャリテ、伊豆の大地の下皿に使わせていただきました。

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皆さんもアルカナに来られた際には是非中庭を散歩して小さな発見をしてみてください。

キュイジニエ K

ホタルいます

2014.6.30

湿気多く、梅雨真っ只中です。
アジサイが綺麗に咲いています。

夜にはホタルが見れて出会い橋に出かけるお客様が多いです。
先日お客様から「部屋にホタルが入ってきてびっくりしたけどキレイだったよー」と話されていました。
今では部屋からホタルが見れるかもしれません。

まだホタルを見ていないお客様!ぜひ、幻想的なホタルを見にアルカナイズへいらしてみてはいかがですか?

2年目キュイジニエKen

夏野菜 ~ズッキーニ~

2014.6.24

6月よりスタートしました【夏】のグランドメニューもご提供スタートから2週間が経ちました。
アルカナには夏を感じさせる様々な食材が入荷し、ダイニングを彩っています。
狩野川の“天然鮎”、裾野の“カラフルビーツ”、“アーティチョーク”、北山農園さんの“人参” などなど、書ききれないほどです。

そんな豊かな食材の中で、本日は「神秘」コースに使っている“ズッキーニ”をご紹介します。

このプレート全部が、“ズッキーニ” です!
左側下にある花の付いたまだ小さなものから、その上にある大きく成長したものまで収穫時期によって形は実に多様。
中央下は、生食できるサパジートという丸ズッキーニ、縞模様の入ったズッキーニはロマネスコ、
太陽をいっぱいに浴び成長した、様々な形や色をしたズッキーニたちです。
クセが無く、炒め物やペーストにしてスープにしたり、サラダ感覚でも食べれる万能野菜!

栄養成分も様々で、血圧を下げるカリウムやビタミンC、ベータカロテンは疲労回復や代謝促進でアンチエージングに貢献してくれます。

「旬を頂く」

一番美味しい季節、それは贅沢な事。
レストランでは、その食材たちを使って最高の空間、時間を演出しています。

是非それを体感しに湯ヶ島にお越しくださいませ。

Chef yamamoto

芸術鑑賞

2014.6.19

湯ヶ島から伊豆縦貫道で1時間ほどの場所に「クレマチスの丘」があります。
美術館とレストラン、ショップが併設された複合施設です。 伊豆ではメジャーな施設ですが、伊豆縦貫道が開通してから足を運ぶ回数が増えました。

この時期、クレマチスの花が咲いていると聞きましたので、行ってみました。
八重咲きの花も見れましたし、満開のクレマチスはもちろん、薔薇も一緒に咲いてました。

美術館の中庭にあるたくさんのクレマチスやその他の植物、作品の数々をしばし鑑賞し、自分の感性を研ぎ澄ませる休日も悪くはないですね。

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キュイジニエNANA

香り姫(アップルマンゴー)

2014.6.6

いよいよ来週から夏のメニューが始まります。

今年の夏メニューのデザートはマンゴーを使いたいと思い、 伊豆河津にある 「まる里農園」 に行ってきました。

とにかく、圧巻!!でした。
マンゴーが生っているところを見たことがなかったので、感動でした。

マンゴーは真っ赤に完熟すると落ちるので、ひとつひとつネットに入れられて吊られています。
全部完熟しているように見えたのですが、生産者の土屋さんいわく 「いや、これはまだ。 紫色から真っ赤になると香りもでてくるんだ。 これはまだ香りもでてないよ!」
「あの1個が完熟だよ!」と言われて見ると、 周りのものとは別格の真っ赤に熟したマンゴーがありました!

本当だー。全然違います。近づいてみると、漂う香りもすごい!!
もう絶対これを使いたい!皆様に召し上がっていただきたい!

生産量も少なくとても高級品なのですが、分けて頂くことになりました。
みなさん、ご期待下さい。

パティシエMi

生産者イベント「食材物語」

2014.5.24

皆さんこんにちは。

先日アルカナでは生産者イベントが行われました。

アルカナの料理を彩る食材たち。 そのひとつひとつに物語があります。
その生産者さんをアルカナに招き、お客様に食材への熱い愛情と想いをとことん語っていただくイベントは、名付けて「食材物語」。

今回は2回目ということもあり、前回よりももっといいイベントにと、スタッフ全員で数ヶ月に渡り準備を進めてきました。

生産者訪問ではその食材がどんな場所で育ち、どんな想いやこだわりを持って作られているのかを聞くことができ、とても大切な経験をさせて頂きました。

イベント当日は来店されたお客様にもとても喜んでいただけ、私たちもとても楽しく過ごすことができました。

今回改めて、伊豆という土地がとても素晴らしい場所であること、そして熱意を持った生産者の方々に支えられアルカナの料理があるのだなと感じました。

まだまだ伊豆には沢山の食材があります。
今から第三回目のイベントが楽しみです。

キュイジニエK

初めてのこと

2014.5.18

アルカナのキッチンで働き始めて1年が過ぎ、この一年でたくさんのお客様とお話をする機会がありました。
レストランのカウンターキッチンではお料理の説明などもさせていただいています。

そんなある日、客室内アンケート「印象に残ったスタッフはおりましたか?」の項目に、一組のお客様が僕の名前を書いてくださいました。
初めてコメントを頂き、とても嬉しく、元気がでました。

キッチンスタッフはレストランでしかお客様と接する時間はありませんが、お客様に自分のことを覚えてもらって、レストランで楽しい時間を過ごして頂けるように頑張っていきたいと思います。

新米キュイジニエK

食材物語

2014.5.9

アルカナでは、毎日が食材物語です。
新鮮な食材たちが調理場に溢れています。

今日届いたのは、富士宮市の北山農園から新鮮・採れたて野菜の数々!!
カラフルラディッシュ、山独活、きれいな大根、茎の長いブロッコリーやスイスチャードリュバーブです。

今回夏メニューの前菜に初めて登場させようと現在試作の真っ最中です。

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こちらは、6月初旬から始まる夏メニューの食材 ”rhubarbe” リュバーブ
酸味と香りが強く、蕗のような形をした野菜、植物で主にジャムやコンポートに加工し用います

北山農園さんは、カラフルで美味しい野菜をいつも愛情たっぷりに育ててくださいます。
その大事な食材をアルカナの厨房で更に美味しくします!

その両者が5月18日に一日限りのコラボイベントを開催します。
生産者さんとアルカナスタッフが一緒になってお客様をもてなすのが、食材物語なのです。
他に、紅姫あまごの下山さん、どんぐり農園の外岡さん、天城軍鶏の堀江さんも駆けつけてくれます。

まだ若干お席に余裕がございますので是非遊びにいらしてくださいませ。

chef yamamoto

旬のアスパラ三種類

2014.4.27

緑が鮮やかに彩る時期になり、まもなく訪れる初夏を感じさせてくれます。
そんなアルカナ イズでは、ただいま旬の【アスパラガス】を3種類、ご用意しています。
いずれも空輸で仕入れており、新鮮な状態のまま毎日キッチンに届きます。

まず、フランス産のホワイトアスパラガス(極太です!)。
アルカナイズのダイニングでは、油の中でゆっくり火を入れて甘味とほろ苦さをしっかりと味わうことができるジューシーな一品に仕上げています。 

イタリア産のグリーンアスパラガスは、見た目がワイルドに少し曲がっているのが特徴。
さっと茹でてしゃきしゃきとした歯ごたえを楽しんで頂いています。

細いアスパラソバージュは山形産です。
「アスパラ」と名前がついていますが、同じユリ科でもユリ科オルニソガラム属で、つくしの仲間です。
味は甘味が濃く、若干の歯ごたえとネバネバ感があります。

みなさまにたくさんの美味しい野菜を知って欲しい!楽しんでもらいたい!
そのために、あらゆる調理テクニックを使って、その素材が持つ最適なおいしさを提供することを日々目指しています。

キュイジニエNANA

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